「話が出来杉くん」Love Letter プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
話が出来杉くん
主人公の中山美穂Aが婚約者を亡くし、過去に彼からもらったラブレターに返事を出す。
返って来るはずもない手紙だったが、返信が来た。
何とそこに婚約者と同姓同名の女性が住んでいた。しかも中山美穂一人二役で同じ顔!
どんな偶然やねん!
その地(小樽)に行ったことでそれが判明し、単なる偶然ということになった時次の偶然が!
中山美穂Bには中学時代に同姓同名のクラスメイト(男)がおり、それが後のAの婚約者だったぁ!
どんな偶然やねん!
後はBがAに思い出を話して聞かせるという展開。
で婚約者がBを好きだった事に気付き、B自身も実は彼を好きだったことに気付く。
この男、モテるなあ。でもどんだけ中山美穂の顔好きやねん!
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以上、詩的に物事を考えられないタチなので、あり得ないこの設定に興醒めし、突っ込み所を探すに終始してしまいました。
ついでにこの映画の事象が起こる確率を計算してみました。前提条件は次の通り。
1.同じ顔の者は世界に自分以外に3人いると言われている。
2.世界人口は約70億人である。
3.同じ顔の3人はほぼ間違いなくアジア内にいるだろう。アジアの人口は世界の約60%である。
4.婚約者の名は「藤井樹」。電話帳データベースによるとこの名の者は4人いる。
5.このデータベース内に登録されているサンプル数は約2400万人である。
1~3より、無作為抽出した人物が自分と同じ顔の確率 = 3 / (70億 * 60%)
4~5より、その人物が死んだ婚約者と同じ名前の確率 = 4 / 2400万
※本来は婚約者の旧住所宛でその人物に手紙が届く確率も必要だが、計算できないので無視します
これらの積を取ると、(8.4*10の15乗)分の1となる。つまり約1京分の1の確率!
人生を80年とすると、80 * 365 * 24 * 60 * 60 = 約2.5 * 10の9乗(秒)
これらの積を取ると、(3.4*10の6乗)分の1となる。つまり約34億分の1(回/人生)!
そう、34億回生まれ変わって1秒だけ体験する奇跡がその時起こったのである・・・
自分のヒマ人さに感心します・・・・