「人は誰でも自分に都合の良いように嘘をつく」羅生門 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
人は誰でも自分に都合の良いように嘘をつく
平安時代、京都に近い山中で馬に乗ってた女性が山賊に襲われ、一緒にいた侍の夫が殺された。やがて盗賊は捕われ裁判となったが、山賊と女性の言い分は真っ向から対立した。巫女を呼び侍の霊から証言を得ようとしたが、それもまた二人の言い分とは異なっていた。豪雨の中の羅生門で雨宿りしながら3人の男たちがそんな話をしていた、という話。
世界に黒澤明の名を知らしめた歴史的名作との事。
人は誰でも自分に都合の良いように嘘をつく、という事を言いたかったのかな。
立ち回りシーンが滑稽だが、現実はあんなものだろうと思わせる現実感が印象に残った。
特に感動は無かったが、これが今から75年前、戦後5年くらいの時期に公開された作品、という事に意義があるのだろう。
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