「バディ物とというより人種テーマ」48時間 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
バディ物とというより人種テーマ
サンフランシスコという町は、いつだってカーチェイスが似合う。バディ物で絵になる坂道、アメリカアクション映画の王道のよう。
ただ、このバディは、白人警官と有色囚人という関係、その実、体育会系体力勝負と頭の回転勝負という従来の一般的な見方に対するアンバランスが良い。正統派ボクシングを備え、身だしなみもしっかりスーツも似合い、むしろ育ちの良ささえ醸し出す。この系譜は「グリーンブック」へと継がれてくる。エディ・マーフィーはデビューとは思えぬ存在感で観客を圧倒した。
アメリカ先住民も犯人グループにいて、アメリカという国の持つ人種多様性を感じさせる点でも興味深い。
そういえば、お洒落だけど手が出ないアルマーニのスーツは、バブル時代のステータスだったなあ。
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