「ウィリアムは賞金稼ぎに参加したのを後悔したのでは」許されざる者(1992) 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
ウィリアムは賞金稼ぎに参加したのを後悔したのでは
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ウィリアム達一行はターゲットの殺害には成功した。しかしウィリアムの相棒ネッドは結局ターゲットを殺していないのにもかかわらず、保安官の拷問の末に殺されてしまう。ウィリアムはネッドの復讐のために保安官達を皆殺しにする。賞金稼ぎをきっかけに、往年のように多くの人々を殺し、相棒まで死なせてしまった彼は、きっと虚しさを感じただろう。
ウィリアムは賞金稼ぎに参加したのを後悔したんじゃないだろうか。ラストのモノローグからすると、妻の墓がある場所から遠いところに引っ越したようだ。それも、既に妻が亡くなっているとはいえ、再び殺人に手を出したことについて、妻へ顔向けできない気持ちがあるのでは、と感じた。
ストーリーは結構単調で、あまり面白くは無いと感じた。
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KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2024年3月13日
根岸圭一さんへ
いつも、共感とコメントを頂き、ありがとうございます。
映画製作側の狙いに対して、自分はどこまで理解が及んだだろうか、と自問しながらの毎度の映画鑑賞ですが、そんなことに少し納得が出来、且つ、良い映画だったなあ、と思えた時は最高の至福の瞬間ですね。
今後とも“映画.com”でのお付き合いの程、宜しくお願いいたします。