遊星からの物体Xのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
誰がいつどこでエイリアンとすり替わったのかは、監督もわかっていないという。
ジョンカーペンター監督は自身の作品群の中で一番この作品を気に入っている。
ブレードランナーと同じ日に公開された。
両作品とも最初は低評価だったが、どちらも今ではSF映画クラシックとなっている。
特集造形のRob bottin は当時22歳。
解剖シーンでは本物の動物の内臓が、使われた。
ただのホラーじゃない!?
この作品の良さは、人間不信に陥るという恐怖。
誰がバケモノなのか。
そのバケモノ探しが面白さでもある。
あるのに、それが生かしきれてない!
血に意思があって、熱から逃げるという特徴からバケモノをあぶりだすという作戦。実際、バケモノが誰かが分かってから変身するのが遅すぎる。
この作品はノルウェーの基地で何が起こったのか?という疑問から始まるところが面白い。はじめから続編から作ってるという作品はスターウォーズ以外知らなかったから、逆に新鮮だった。自分は、ファーストコンタクトから観たからつながりが分かって面白かったけど、この作品から観て、1に立ち返るという見方でも良いと思う。
ラストも続編が期待できそうな後味の悪さだったので、この「人間不信」と「バケモノ探し」というテーマで語り継がれて欲しい。
古典的恐怖映画の名作
1951年に製作された映画「遊星よりの物体X」をホラー映画の巨匠ジョン・カーペンター監督がリメイクした作品です。1982年製作なので映像の古さは否めませんが、それを差し引いても名作と呼べる作品だと思います。
1982年、冬。南極にあるアメリカの観測基地に一匹の犬が逃げ込んできます。その犬はノルウェーの観測基地からヘリに追われていました。犬に向かって銃を乱射するノルウェーの観測隊員。アメリカの観測隊員はやむを得ず彼を射殺します。逃げ延びた犬は他の犬達と一緒に犬小屋に入れられるのですが・・・。
宇宙からやって来た「いきもの」が、観測基地の隊員達を恐怖と疑心暗鬼に陥れます。この作品は「いきもの」の特撮ばかりに目が行きがちですけど、自分以外の人間が信じられず互いに疑心暗鬼になって行くストーリー展開とその緊張感の描き方が本当に素晴らしいです。全編で流れるシンプルなBGMも効果的に使われています。単純にホラー映画として観ても楽しめますけど、人間ドラマとして見てもなかなかの作品じゃないでしょうか?
この映画のラストシーン。公開当時はファンの間でかなり話題になったそうです。単純にハッピーエンドとは言い切れないラストなんですけど、僕はこういう終わり方は大好きです(笑)
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