「気持ち悪さの極地」遊星からの物体X Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ち悪さの極地
午後ローで見てからというもの何度も録画したものを見直してきた本作。 リマスター版にて劇場公開されるということで鑑賞。
いやはや凄い。 技術的な部分では当時と現在は比べ物にならないが、この映画の気持ち悪さには未だにどの映画も到達していないのではないだろうか。
生理的な嫌悪感を抱かずにはいられない驚異的なヴィジュアルの説得力だけでも本作は映画史に残る驚異の大傑作だと思う。 現在みたいCGで化け物が作られているわけではないこともあり、人間を化け物に追い掛け回させたりはできないのだけど、それが映画全体のじとーっと不穏な空気に繋がっていてとにかくとても良い。
あとは劇場で見たことで改めて認識した部分だが、とにかく音楽の素晴らしさ!音楽面の不穏さも映画史に残る大傑作だな。 モリコーネは凄い!
エンドロールが流れ始めると他の映画なら誰か一人ぐらいは早々に席を立つ人がいるが、この映画では誰もいなかった。 みんなエンドロールが流れてきてもなお不穏な空気を発し続ける音楽に釘付けになってたのかな (わざわざリマスター版見に来るような人だから、そもそもこの映画が大好きな人たち というのもあるだろうけど
人生通して見続けるであろう映画なので、劇場できちんと見れてとにかく感動 よかった
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