「We're gonna find out WHO is WHO. SFホラー映画の古典をリメイクした名作!」遊星からの物体X アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
We're gonna find out WHO is WHO. SFホラー映画の古典をリメイクした名作!
正直そんなに面白いとは思ってませんでした。実際に観るまでは。80年代物だし、今CGに慣れちゃってるとショボく感じるだろうけど、有名なんで観てみるか~ぐらいの軽い気持ちで観始めたのですが・・・いやいや、面白いじゃないですか!!
50年代にあった映画を見事にリメイク?してます。というよりきっと本家よりこっちが面白いハズ!確かに今観るとクリーチャーのチープさは感じますが、現代に至るまでの元祖って感じで色んな作品にインスパイアを与えてますね、これは。もう何がなんだかわからないグチャグチャな宇宙人も、頭に足が生えて逃げ出す宇宙人も、犬がパカッと割れてしまう宇宙人もインパクト抜群。各方面に散々真似されまくってます。やっぱ元祖はスゴい!クリーチャーの造形考えた人スゴい!こんなん撮っちゃうジョン・カーペンタースゴい!
何より秀逸なのは誰が宇宙人かわからない緊張感!血液テストのシーンは本当に息を飲みます。クリーチャーだけだとB級止まりでも、あの緊迫した雰囲気を上手く捕らえている所が伝説になる理由でしょう。そして、なんとも言えないあのラスト。やるだけやったんで後は天命を待つみたいな。いやー、現代まで残る訳ですわ。
しかし、カート・ラッセルが若いですね。顔に全然シワがない。パッと見本人識別不可なぐらい若いです。
昔の有名作も今観るとちょっと・・・ってヤツも多いのですが、これは「エイリアン」と並び時代を越えて楽しめる作品です。
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