もののけ姫のレビュー・感想・評価
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新しいもののけ姫
みなさんこんばんわ。
いきなりだが一言申すわ!
「もののけ姫最高かよ!」
はい。
私は元々ジブリシリーズの中でも最上位を獲得していた作品でした。
特にアシタカ君はジブリのメンズキャラクター内1位に輝く推しキャラでふ。( '-' )( '꒳' )( ˙꒳˙ )笑
おっと話が脱線しそうなので本題に入ります。
今回IMAXで私はじっくり鑑賞したかったのでプレミアムシートも予約し、2200円で鑑賞致しました!
昔はIMAXなんてなかったし映画館で見たあとはみんな金曜ロードショーで見ていたかと思われます。
しかしどうでしょう!?
IMAXで見た瞬間
「えっ?これは新しいもののけ姫なんですか?」と言うくらい感動する瞬間や場面が多かった。
特に音楽なんかは挿入歌が流れる度あの頃を思い出し懐かしさが蘇り心地好い空間に包まれた。
そして子供の頃見ていた時はもののけ姫って少し話が難しいなと感じていたが大人になって再度きちんと見ると作品の意味が私にもしっかり理解出来てそこでまた思わず感動してしまった。
みんな!宮崎駿先生と鈴木敏夫さんのタックは最強だと思いませんでしたか?
この頃から2人は忠告してたんですよ!私たちに!
「人間の自分勝手な考えで海や森を汚すな!動物達の居場所を無くすな!人間と動物は仲良く共存して生きなさい。そして自分を持って生きろ」
こんな分かりやすいテーマをあの作品に込め
人々を魅了した訳だ!
天才なのか?
タイトルも良い!
「もののけ姫」だぞ!
サンも人間ですからぁ!いやー。
言葉では言い表せない作品の良さ。
久しぶりに見たから何度も感動して泣きました。
その作品の意味を無視して出来上がったのが今の日本。
獅子神様が最後森を枯らしまくって暴走してたよね。
それが今の日本になってしまったんだなぁ。
残念だ。あの頃から日本が駄目になっていくと
まるで手に取るかのように分かっていたのではないかと感じた。
環境汚染を作り出していたのは私達人間だったのだ。
つまり私達はエボシ様なのだ。
自分達さえ良ければ周りの事や環境汚染問題など
どうでもいい。我が道を貫くぜよ!
この考えが結果今の日本の姿になったのだ。
だから今の日本はおかしくなり熊や猿も地上に出て来て戦う事になってしまったのだ。そのうち、ショウジョウ達が現れて「人間食う。人間たち食べて人間たちの力を手に入れて人間達やっつける」
って言う動物達が新たに現れるかもしれない。
みんなもうこんな手遅れな日本だけどもう一度環境について考えていきませんか?
私は今の住みにくい日本が大嫌いです。
「生きろ」と言うメッセージには程遠い世界である。
どひゃーーー! (2回目の追記も)
今になって評価する必要なんてないよね。というよりできません。
腰据えてみるのはちびっこだった時以来だと思うので30の誕生日に観た時に思ったことを書こう。
大きく3つ
1
冨樫作品を彷彿とされる演出がいくつかあるなって思った。
10人がかりで開ける城門は試しの門みたいだし、たたらばでエボシとサンの間に入る時の呪いの見せ方は厨二病の代名詞のアレだったり。一般的な表現なんだろうか。時代的にはかなり近いみたい。
2
高校生の時から原作ナウシカを何回も見返していてこの度もののけ姫をみて強く思ったのが
「底の見えない絶対的な腐海」と、畏れられてはいるものの大陸からの技術なども入ってきて「少しづつ削られ開発なんかもされてしまっているシシガミの森」
その2つを対比して見てしまったからとても切なかった。人間の飽くなき欲望は神すらも殺してしまう。視聴者、第三者からしたら無粋に見える行動も実際にそこで生きている人間からするとその日を生き抜いてより良い未来を獲得するための最善手でありとやかく言われるものではないのだろうけれど。ままならないものだね。
こだまに焦点当たりがちだと思うけれど森に飛んでる羽虫って大王ヤンマ、、?
3
フルセルじゃないとイカンっては思わないし心が震えればどんな手法だってそれが正解だと思うけれど、それでも安心みたいな感情が出てくるな。ジブリ、駿の狂気について語るのは今更なのだろうけれど。今作は2時間の長編ということもあって、お子ちゃま連れでご観覧なさってるお客様の影が野を駆けるアシタカさながらにトイレへ急ぐ様子が何回か見られた。そんな長時間全く退屈させない密度感はさすがとしか言えない。
劇場で見るのはそれはそれは特別な体験なのだろうけれどリモコンで止めながら画をゆっくり舐め回すように見たいシーンが矢継ぎ早で溺れてしまいそうだった。そんな中でも導入の祟り神のうねうねと四つん這いで走り回る冒頭の1カットに衝撃を受けた記憶はある。しかし具体的にどのカットか思い出せないし文字に起こすことができないのは悔しいから、明日また見に行こうかと考えている。
私が見たシアターは2kって注意書きがあったけれど、後ろのブロックの最前列で見ても全くつぶれてるようには見えなかった。4kかどうかは取ってつけた付加価値みたいなものなのかなって思った。この時代ブラウン管で見たとしても十二分に楽しめるだろうし、かえってローファイ感があってエモいって言葉を当てがわれるのだろうな。
とにかく素晴らしい体験でした。
2回目の感想
曇りのないまなこは見なくてもいいものまで見通してしまうのかもしれない。
今回は腐海との対比よりもこの前気になったカットを探すのに集中してた。問題のシーンはオッコトヌシにサンが飲み込まれた時の表現だった。完全に自分を見失った時大きな羽の生えた化け物になってる時のハウルだ。とするならばアシタカがソフィあるいはナウシカとも言えるかもしれない。「まなこ」って言葉が何回か出てくるから目の表現に注目ひて鑑賞してたら、上記の2人とエボシが同じ目をしてる。オッコトヌシに飲み込まれてるサンの腕自体からモニョモニョが生えてた。あの呪いは呪われたんじゃなくて自分を呪ってるんじゃないのか?アシタカも清廉潔白純真無垢とは考えられないし、2人の女性の中に夜叉がいると看破したということは自分にも似ているところがあるのだろう。駿作品で言うとソフィもポルコも。ナウシカは自分の中に闇があることを認め皇弟と言う呪いに当たる部分も自分の一部だとうけいれている。自分を呪っているって言い方ができる人物は散見されるのでその文脈でこれも見てもいいと思う。
モロの目は特別綺麗だ。石火矢を受けて人間に対しても強い憤りを持ってるから条件が整ってるはずだけれど彼女は祟り神にはならない。何よりサンを特別可愛がってるし人間を盲目的に恨んでない。エボシの石火矢を受けたのは本来はかすりもしないだろうが胸に受けたのということは自らを試したのかもしれないし、罪滅ぼしみたいな側面もあるのかもしれない。タタラ場を攻められてるのを知らせに来たモロの子供とアシタカは正面から臆せず突っ込んでもなんともないような表情なのだからモロなら避けれるあるいは当たらないような襲い方をするはずだ。メタ読みするなら本来ルパンに弾が当たるはずないのに当たるということは何かしら意味があるみたいなかんじ。総じてあの深い藍色の眼を持つものは業を背負って言い切らせてくれ。
あえて社会批判を描いてるとするならば環境破壊というより宗教戦争、代理戦争の要素が強く感じた。ベトナム戦争とかね。呼んでもないのにシシガミの森へ来たオッコトヌシの一族にモロは苦言を呈してた。動物たちはシシガミを自分たちを救済する神だと信じてたけれどそれも手前勝手な話だ。描きたかったのは批判じゃなくて諸行無常なのだろう。
キャラクターの美
宮崎駿監督ってもしかして…
ストーリーとかメッセージ性とかって後付なのでは?
何十年ぶりに劇場で鑑賞した後の感想です。
あゝ、こんな話だったんだ。
細かなストーリーを全く覚えていなかった事に驚きながら画面に見入りました。
そして、君たちはどう生きるか〜の時に感じた疑念が再び湧き上がりました。
監督はこの映画で、美しい森が秘めた無限の力と躍動感を少年少女の生命力と重ねて画面いっぱいに描きたかっただけなんじゃなかろうかと。
悪役たちは観客を飽きさせないためのアクセントで、できればただただアシタカとサンを2時間森の中で走り回らせていたかったのではないかと。
そして監督が描きたかった世界を今になってようやく確実に受け取った手応えを感じました。
公開時は多分いろいろと慌ただしかった、というか若気の至りで自ら毎日を慌ただしく感じていた余裕のない日々の中、話題だからと課題のように観ていたのだろうと思います。
そして劇場に足を運んだ以上、賢しらに作品を語らねばと、やれ自然保護だ環境破壊だと知ったかぶりをしなければと。
そんな自分をも懐かしく振り返る余裕がようやくできたように感じた作品でした。
音質のおかげで映画の印象がさらに良くなりました
もののけ姫は多くの方が何度も観た映画でしょう。
なので、ストーリーとかにはあまり触れないです。
私もそうですが、もののけ姫は家でしか観たことがないです。
今まではストーリーとかキャラクターに惹かれて何度も観てましたが、音がこんなにも良いだけで映画の印象ってこんなにも良くなるんだなーと感じました。
今回IMAXが公開されたおかげで、もののけ姫を劇場で観るという夢がかないました。
それだけでも観る価値があるのですが、ぜひ音の良さを体感してほしいとも感じました。
今まで聞こえなかった音、静寂、いろんな音を体感できます。
そのおかげで、もののけ姫の良さがさらに際立ってました。
個人的に一番良かったのは、アシタカが村を去った直後の「アシタカせっ記」が大音量で流れるシーンです。
岡田斗司夫さんの動画で知ったのですが、あのシーンは絶望のどん底にいるアシタカを絶景と壮大な音楽で送り出したいという宮崎監督の思いがこもっているシーンだそうです。
そういうのも相まって、なんて壮大なシーンなんだろう!!と感じました。
ここだけではないですが、シーンと静まり返った中で自然の音だけが流れていたり、セリフがすごく聞き取りやすかったり、音が本当に良かったです。
IMAXといえば大画面みたいなイメージがこれまでありましたが、音の良さもIMAXの魅力なんだと再発見できました。
ぜひ、音の良さを皆さんも体感してみてください。
初IMAX!
鳥肌…
やはり苦手
映画館で観たことで改めて傑作だと思った
とても好きなジブリ作品のひとつだから、テレビなどで再視聴することはあったけど、大スクリーンは久しぶり、しかもIMAX
それによって、素晴らしい作品だと再認識した
当時、子供の頃、とは言えないくらいには大人だった
それでも、今になって観たことで、年齢によって感じる違いにも気づかされた
「弱者に手を差し伸べ、生きるすべを身に着けさせる
それにより多くの民に慕われる」
「共存ではなく、相手を排除しようとする
それにより恨みを買い続ける」
どちらもエボシ、エボシは善人なのか違うのか
それは見る側によって、立つ側によって異なる
そしてそれが人なのだろう
古きものと、新しきもの
それぞれが互いこそが正義だと主張する
だがアシタカは問い続ける
ともに生きる道はないのか?と
何もかもが破綻する可能性が高いのに、あとには引けぬ者たち
結局、シシ神はいなくなり、多くの命が失われ、作り上げた村とタタラ場もなくなる
あとに残された者たちの生きる道
多くのことを考えさせられる
緻密な巨匠
30年近く経っても色褪せない名作
あえてそれぞれの立場を正義とし、勧善懲悪の要素や雌雄を決しないエンディングで、登場人物たちのその後の想像を促す余白を与えている点は、脚本としても見事ですね。
1997年の公開当時、長らくランキングトップだった『E.T.』や『南極物語』を抜き、200億円に迫る圧巻の興行収入を記録し、一大ジブリブームを巻き起こした『もののけ姫』が、スタジオジブリのアーカイブ作品として初めて4Kデジタルリマスター化され、10月24日からIMAX上映。
チケット販売からほぼ瞬殺の中、辛うじて世界最高峰のIMAXスクリーンを誇るグランドシネマサンシャイン池袋さんの17:05の回を最前列で鑑賞。
『もののけ姫』(1997年/133分)
『紅の豚』(1992年)以来5年ぶりの宮崎駿監督作品。
本作公開前のジブリ作品は『耳をすませば』(1995年)と『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)がありましたが、公開初日からの猛烈な観客動員は特筆すべきものでした。逆に初期ジブリファンとしては嬉しさの反面、世間に知られてしまった一抹の寂しさを覚えたものです。
公開当時はただただアニメーションのクオリティの高さに圧倒されっぱなしで、その後もパッケージやテレビ放映で何度も鑑賞しているのですが、今回のIMAXでの超巨大スクリーンの体感は別格。
テレビ画面では判別できない細かな作画がはっきりと確認できました。
まだ3DCGもごく一部しか導入されておらず、ほぼ手書きセル画で制作された一枚一枚の作画と、滑らかで躍動する動きは28年経った現在でも見事な芸術の域です。
テーマは人間と自然との共生。
人間の神(八百万の神)を殺すこと=自然破壊。
『風の谷のナウシカ』から脈々と受け継がれる宮崎監督が追い求める永遠のテーマをより高次元のものへと高めています。
時代背景は室町時代と推測される頃。
平安時代に起きた坂上田村麻呂の蝦夷討伐などを下地に、エボシ御前を伝説上の鈴鹿御前をモデルにしており、きちんと時代考証を交えています。
主人公のアシタカ、ヒロインのサン、森林から伐採して薪を得て製鉄と石火矢を作り出すエボシ御前ほかタタラ場の民、ジコ坊、もののけたちが魅力的に描かれ、それぞれに主義主張と大義があり、それがクライマックスで激しくぶつかり合い、最後はシシ神(ディダラボッチ)の消滅によって、もう一度自然が再生し、クリアな状態からそれぞれの新たなスタートで幕を閉じます。
あえてそれぞれの立場を正義とし、勧善懲悪の要素や雌雄を決しないエンディングで、登場人物たちのその後の想像を促す余白を与えている点は、脚本としても見事ですね。
アニメーションの技術面以外のテーマ性、脚本の面でもアニメ史、日本映画史に残る金字塔ですね。
自然、動物、人間、神、魂・・・共存、対立、争い 実に深い内容に改めて感動する
オトナになって観るIMAXもののけ姫
令和で初めて映画館で鑑賞出来ることの幸せ
初上映当時、自分は小学生でジブリは好きだったけど「もののけ姫」に興味が無く、結局映画館で鑑賞しませんでした。
その後大人になってロードショー等で何回か鑑賞し徐々に良さを知り、今ではジブリベスト3に入るお気に入り作品です。
そんな「もののけ姫」が今年2025年に4KでIMAX上映される事を知り、何回も観た映画なのに高画質の大画面で観れる嬉しさに胸が躍りました。
映画館に行くと同じ気持ちの人が沢山居て、席はほぼ満席状態。いつもなら「マジか…」と萎えるのに、今日だけは同志が多い事に若干嬉しさが込み上げてきました。
皆さんきっと鑑賞済みだと思うので今更内容をレビューするつもりは無いですが、この映画は映画館の大画面と家庭用じゃ出せない音響にて鑑賞する事で今まで味わった事のない感動が込み上げてきます。
IMAXで観るアシタカが夜明けに旅立つシーンは圧巻です。
素晴らしい! 最高の映画鑑賞体験をありがとう!!
二十八年経って振り返る。
1997年製作スタジオジブリ宮崎駿作品「もののけ姫」IMAXリマスター版(2025年)を鑑賞。
二十八年経って振り返る。
公開当初は、スピード感あふれるエンタメ性に興奮した。
二十年目くらいになると、背景や詳細に深い意味があることに感心した。
某有名Youtubeチャンネルの解説動画のおかげで、だいぶと違った視点でも見られるようにもなった。
コロナの時には、「生きろ」のメッセージに感慨に浸った。
一席ずつとばされた映画館の非現実感を覚えている。
IMAXリマスター版を鑑賞、映画の中で生きているアシタカやサン達に、安心感を覚えた。やはり大画面・大音響は良い。没入感が高い。映画館で鑑賞する価値はある。
時代が変わろうとも映画技術が進歩しようとも、また鑑賞してしまう自分がいる。そんな私の人生に寄り添う映画の一本だ。
完璧
劇場公開された97年は、サンやアシタカと同年代だったからかロマンス映画的な要素を強く感じてた。サンとアシタカの物語、みたいな。
いま見るとサンやアシタカはミドルティーン?くらいの若さで昔ほどの感情移入は出来なかった。代わりに、祟り神の呪いが胸に巣食い、やるせない怒り、憎しみが湧き上がるが、なんとか自分を律する…その辛さ、強さに感銘を受けた。
三輪さんの声の良さ。どちらかというと山犬側に肩入れして見た。
物語を見る視点が、30年生きると変わってくるのを実感。しかもサンとアシタカが洞穴で目覚めて別れるのが、30年前の私の記憶。
だから、まるで初見みたいにドラマを味わえた。
IMAXの音が最高 画像はもともと美しいので4Kにして良くなってるのか不明。森の透明感、湖の質感が凄い良く出ている。この映画を見始めで数分で、これは完璧な映画だ、というのがわかり(思い出し)、森の中へ引き込まれていった。
米良さんの音楽だけは、いつ聴いても鳥肌が立つほどの厳かさ。重ねて、完璧です。
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