もののけ姫のレビュー・感想・評価
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上映ありがとう
もののけ姫が再上映されると知って、でも近くの映画館では観れないし…と諦めかけていたら、デジタルリマスター版は全国47都道府県で上映!との事で、観ることができました。本当にありがたいです。1997年当時も映画館で鑑賞しましたが、当時は学生でした。その後は金曜ロードショーで何度か観ていて、ジブリ作品は観る年齢によって捉え方が変わってくると言われていますが、やはり今の私が観ても素晴らしい作品だと感じました。シシ神の森を切り崩すタタラ場は、森に生きるもの達にとっては悪でしかないのですが、ハンセン病患者の方や貧しい女性達にとって唯一の生きる場所で、タタラ場の鉄を狙う武将や森を奪われたモロ一族や、滅びようとも猪突猛進で人間たちに立ち向かう乙事主さま達…それぞれ守りたいものも違っていて対立していく様は本当に悲しい。上映当時は、アシタカとサンが共に生きて欲しいと思っていましたが、当時よりだいぶ年齢を重ねた今は、人それぞれ生き方、守るべきものはやはり違うし、シシ神の森は元には戻らない。それでも前を向いて生きていかなければならないと思いました。悪役を倒せば世界が元通りになるなんて、そんな都合の良い事は無いんですよね。また何年後かに必ず観ようと思う映画です。
リバイバル上映ありがとう!
リバイバル上映のおかげで初めて映画館で本作を鑑賞。
今までDVDでしか観ていなかったので、ようやく大スクリーンで迫力の映像を堪能できました。配信が無いため、本作は繰り返し視聴していませんでしたが、そのおかげで新鮮な気持ちで鑑賞。
なんとなく見落としていたシーンや、登場人物の感情の機微にも新たな気づきがあり、やはりお気に入りの名作は、機会のあるごとに繰り返し鑑賞しておくべきだなと思います。
本作のタイトルは元々「アシタカせっ記」だったらしいですが、そういわれれば「もののけ姫」ことサンよりも、アシタカがメインの物語でしたね。主人公であるアシタカはカッコよくて立派ではありますが、生まれ故郷で同年代の友人達と馬鹿な事をしでかすところも見てみたかったです。
今回のリバイバルは本作のみで終わりのようですが、月1エヴァのように、月1ジブリもやってくれないかと期待しています。
音はリマスターしなくてよし!
映像と違って、音はノイズを取って少し整えればいいわけではなく、原音をいじる事になるので、当時のスタッフ以外が触ったらもうオリジナルではない。モノラルでもステレオでもオリジナルが最高であって音響効果・作曲家以外のその道の素人が音をわかっているはずがないし作っていいものができるはずがない。
もののけ姫は元から5.1だったから安心してみられた。
タイトルなし(ネタバレ)
映画が公開されたのが、多分自分が小6のとき。
それから何度もテレビの日曜ロードショーや土曜プレミアム(以前は名前違ってたような)、金曜ロードショーなどで見てきた。
ビデオテープに録画したやつも見てた(地デジ移行前)。
それが、かれこれ10年以上、テレビを観ない生活になってからは見ることが無くなった。
コロナ時のジブリ上映には行けなかった。仕事的に、感染して職場に迷惑をかけるわけにはいかなかったから。
そんなこんなで今回の上映。絶対に観に行くと決めていた。
全体を通して印象的な作品なのだが、今回自分が特に印象にあるのは、たたらばでのやり取りや、人々の営み、ひとつひとつのディテールだった。
年取ったからかな?
昔はなんとなく長い印象(良い意味で)を受けていた作品だったのだが、今回観に行って、なんやかや数日の話(出来事)だと思うし(間違ってたらスミマセン)、結構テンポ良く(良い意味で)「おわり」までまとまってる作品なんだな、と思ったりした(最近の映画が余韻を長く持たせるイメージがあるからかな?)。
何にせよ、好きな作品であることにかわりない。
タイトルなし(ネタバレ)
大人になってからみると色々な気持ちが湧いてきますね、、。
村をもっと豊かに!というエボシの気持ちもわかりますが、他の命や森を奪ってまで繁栄を望むか?と思いました。
ただ、それは私たち人間が利便性を求めて実際に行ってきたことですよね。
利己的で他者の立場で物事を考えられない面に嫌悪感を感じましたが、私たちも同じだな〜と後から気づきました。
それぞれの主張や感情は理解できますが、それらが全く噛み合わず一方的なものになっており、結果としてたくさんの犠牲を生んでいました。ただその中で、アシタカだけが最後まで話し合いの道を諦めていなかったことが良かったです。
怒り
1997年公開時から28年ぶりの4Kリバイバル、IMAXで観るという幸せな映画体験でした。傑作・秀作揃いの宮崎アニメの中でも特に好きな作品ですが、公開時から時代も変わり、自分自身も歳を重ね、当時と感じ方の違いがあったのも楽しめた理由かなと思いました。「アバター」(09)など色々な映画に影響を与えたと思える映像表現、例えば「生と死をつかさどる」シシ神という存在を、森を歩く足下の草が瞬く間に生長し枯れるシーンで表現する創造力に思わずため息が出ます。かと思えば、森の豊かさをコダマの数や表情・しぐさ、独特の音で表現し、とりわけサン(石田ゆり子)をおぶったアシタカ(松田洋治)のマネをしているコダマのシーンには、子供らを楽しませたいという宮崎監督の情熱を感じて嬉しくなりました。人類が地球の生態系へ影響を及ぼしているという「人新世」が提唱されたのが2000年、アル・ゴア氏の「不都合な真実」が2006年、そして近年、誰もが実感している異常高温や暴風…。それらに先駆けて今作が作られていることにも改めて感じるものがありました。冒頭に書いた感じ方の最も違っていた部分は、宮崎監督の「怒り」を当時よりも強く感じたことでした。アシタカやサンという若者たちや深山に300年も棲んでいる山犬・モロの君(美輪明宏)の視点で、エボシ御前(田中裕子)やジコ坊(小林薫)といった大人たちの振る舞いを鋭く批判しているように感じました。様々な想いが詰め込まれていて、語り尽くせてない部分も含めて、これから何度も思い出しながら反芻していきたい作品でした。
「人間なんて大っキライだ!」
昔ビデオの時代に1回だけレンタルで観たことがあったんだけど、25年ぶりぐらいに劇場でIMAXで4Kデジタルリマスターを観てきました。
「人間なんて大っキライだ!」って作中のセリフがあるけど、えー僕もキライです。人間なんて。
「人間を食べると血が穢れる」ってセリフも、当時から強烈に心に残ってまして、宮崎駿というと『もののけ姫』というと、この2つのセリフを思い出します。
この2つのセリフに宮崎駿というアーティストの作家性が詰まってると思う。
おおざっぱに言うと人間と自然の関係を描いてると思うけど、ジェームズ・キャメロンが影響を受けているのは有名ですよね。
キャメロンいわく『アバター』のラストシーンには『もののけ姫』へのオマージュがあるらしい。
最近、熊が出没して人を襲うニュースが多いけど、人間が自分達のことしか考えずに自然を壊すからだよ。
特に酷いのが中国製のソーラーパネル、メチャクチャに自然を破壊して、住む場所も食べ物も奪われ、そりゃ怒るよ恨むよ動物だって、動物だって被害者だ!!
ホント、人間ってクソだわ。自分もだけど。
大事なメッセージを持つ映画だと思います。
観てない方は、この機会に是非とも観て下さい。
ジブリの中で1番好きな映画で、スコアは90点。
もう1回観ます♪
ドルビーシネマで初鑑賞
ちゃんと鑑賞したのは初めて。
世界初のドルビーシネマ公開!に胸躍らされての初鑑賞。
金ローでは、途中からか、ながら観なので初鑑賞と言っていいと思う。
圧倒的!
生と死と
人と自然
神と人
死と再生
ドルビーシネマで体験できて幸せな時間でした。
劇場全体が圧倒的な何かにのまれる経験でした。
やっぱり良い
2025年4Kデジタルリマスター版
IMAXで鑑賞。
1997年公開当時は、まだ幼い娘達を連れていて、落ち着かない鑑賞だった記憶があります。でも、大人が観ても面白い作品であったことは間違いなく、28年の時を経て、IMAXの大きなスクリーン、高品質の音響で再度鑑賞できたのは、感謝、感激です。
ジブリの作品はどれも好みなのですが、本作は特に、人間が立ち向かうべき課題、欲望、過ちなどをテーマに盛り込み、ファンタジー要素も加えた見事なストーリーに仕上がっていて、28年経っても色褪せることのない傑作だと思います。
願わくば、ラストは『おわり』の文字は無しにして、もう少し余韻を残して締めて欲しかったかな。
余談ですが、 “人間と野生動物との共存” という課題について、本作では明確な答が提示されておらず、直面している熊対策の難しさを感じています。
乗っていた原チャリの。。
名前がヤックルでした(^。^)
私の大切な相棒だったので「もののけ姫」を観て以降、原チャリをヤックルって名付けて呼んでいたらいつの間にか家族にも浸透して、雨の日なんかは「今日ヤックルで行かないでよ」とか言われてた。
面倒くさい庭の手入れの時には必ず
「人は土から離れられては生きられないのよ」ってシータのセリフを思い出す今も。
日本人なら一度は観ているであろうジブリ作品。
私はそこまでジブリ作品に詳しくないけれど、この「もののけ姫」は別格で好きな作品です。
今、この歳で、IMAXで劇場鑑賞出来た事は大きな喜びとなりました。
初見時から「もののけ姫」は結構攻めているなって思ってて、でも子供は子供の頭で理解出来る範囲で観ても充分に楽しいし、大人は大人でその奥底に隠れているメッセージや、シーンとして描かれてはいないがそのシーンが意味する事に気付くとうわっ!とびっくり深過ぎる。
(ま!まぐわっていたとは。。!!)
これ、監督はヒント全部出しているのに、上部だけ掬って見ていた私には分からなか部分が多過ぎて。
監督のインタビュー記事を読んでようやく少し理解して、ハッとさせられた記憶がある。
あった事実は描きたい、だけど表現はしたくない。。
なんてアーティスティックなのw
全てが完璧な作品ですが、やはり声優陣が素晴らしいのです。
松田洋治さん、ゆり子さん、田中裕子さん、美輪明宏森繁久弥大先生!
魂の籠ったその迫真の芝居に何度も泣かされそして「生きろ。」のメッセージが突き刺さる!
歳を重ねる度に観たい作品です。
ヤックル推しですが、モロの子、2匹の山犬も大好き!
「食べていい?」
「だめ」
25-133
IMAXでなくても名作は名作
「ナウシカ」「ラピュタ」「魔女の宅急便」「紅の豚」そして本作まではおそらく初回上映時に映画館で観ている。(トトロは最初は映画館では観ていない)
やはり初回の鑑賞時のインパクトがもっとも強かった気がする。多分、シネマスコープの劇場ではなく一般のスクリーンでも十分だったのだろうし今もそこは変わらないかも。本作はセル画と絵の具が主体の最後の作品で、CGも使っているが一部だった。「千と千尋の神隠し」あたりからCGのウェイトが飛躍的に高まってくる。だからなんというか全体の画の質が変わってくるのですね。どちらがいい、悪いの問題ではもちろんないんだけど。ただ今回、IMAXで観て、何か本作との馴染みが悪いような気がした。画面が大きいだけでIMAXで観るメリットはないですね。最初からデジタルバリバリの「君たちはどう生きるか」なんかはIMAXで観たほうが良さそうだけど。
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