「杜撰な捜査」目撃　Kjさんの映画レビュー（感想・評価）

捜査官エドハリスの役に立たなさぶりが際立つ。イーストウッドの引き立て役というよりか、意図的に悪意を持ってこき下ろしているようにも思える。確たる証拠もないまま容疑を固めるわ、参考人を危険に晒すわ、参考人を口説き始めるわ。それでも悪気なくしたり顔のエド。どうも愛嬌があって憎めない。
首飾りのくだりといい神出鬼没のゲリラ戦を仕掛けるイーストウッド。被害妄想気味なストーリー展開であるが、そこは割り切って楽しむことができる。ザ・泥棒。一寸の虫にも五分の魂。正義の為には立ち向かうガッツが尊い。