劇場公開日 1995年3月4日

「往年の名作ミュージカルですが・・・」メリー・ポピンズ ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5往年の名作ミュージカルですが・・・

2014年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

この映画は、きっとミュージカル好きな方が見れば物凄い傑作なんだろうなとは思ったのですが、あまりミュージカルに造詣が深くない私レベルでは程々の良作ぐらいにしか感じれずで、作品ではなく自分自身にガッカリでした・・・。
ここ最近のミュージカル映画を見て意外と私もミュージカル好きなのかもと錯覚しつつあったので、自分自身を知る上では有意義な鑑賞になりましたけど。

まあ基本的には往年の名作と言われているだけあっていい映画だなとは感じたのですが、童心に帰って心の底から楽しめていたかと言われると、そこまで心踊る感情には至っておらずで・・・。
肝心の歌っているシーンや踊っているシーンの、いわゆるミュージカルの見せ場と言われるようなシーンが、妙に長く感じられてしまったんですよね。
と言いつつも、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」(←長!)や「チム・チム・チェリー」は未だ耳から離れず、妙にクセになっている自分もそこにいたりはするのですが。

とりあえず、この映画が放つメッセージ性の素晴らしさに関してはまさしく賞賛に値する内容だったと思いました。
相手を思いやる気持ち、ほんの少しの優しさがどれだけ大事なことなのか、この家族を見ていたら思わずハッとさせられましたよ。
コミカルだけど妙にシニカル、なるほど名作と語り継がれているのも思わず納得のメッセージ性でした。
子供の教育よりも、お父さんの教育に最適な映画ですね。
それにしてもお父さん役の方、本当にいい味出してましたね。

それと、メリー・ポピンズを演じたジュリー・アンドリュースの美しさと言ったらもう・・・。
でも、映画そのものよりも、ジュリーの美しさで満足感を満たしている自分が本当に情けない。

ヴァル