「【幼き息子が”シカゴの眠れぬ父”を想って、行動したことが齎したマジカルな出来事】」めぐり逢えたら NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【幼き息子が”シカゴの眠れぬ父”を想って、行動したことが齎したマジカルな出来事】
妻、マギーを亡くしたサム(トム・ハンクス)は、心晴れない日々を送る。
そんな父の姿を見た、少し大人びたジョナ君は、ある晩ラジオ番組「心のクリニック」のドクター・マーシャに電話で悩みを打ち明ける。事の運びで電話に出たサムは自らの心情を吐露してしまい・・。
ートム・ハンクスの”声”が良い事が良く分かる・・。真摯に亡き妻の事を語る姿は、”全米の女性”のハートをつかむよな・・。-
その番組をカーステレオで涙ぐみながら聞いていた女性アニー(メグ・ライアン)は・・
ジョナ君がガールフレンドの力を借りながら、飛行機のチケットを取り、独りでエンパイアステートビルに”新しいママ”を捜しに行く姿もコミカルではあるが、心に響く。
アニーの婚約者、ウォルターが可哀そうになってしまうが、彼が潔く身を引くところは偉いなあ。
イロイロと突っ込み所が満載な作品ではあるが、エンパイアステートビルの壁面にライティングされたハートマークや展望台での奇跡的なサムとアニーの出会いのシーンは素敵である。
劇中、随所で引用される「めぐり逢い」の使い方(セリフだけだったり、映像がTVに映し出されたり)も、効果的である。
<懐かしい香りのする、ラブ・ロマンティック・コメディー>
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