「おとよ🥲」赤ひげ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
おとよ🥲
山本周五郎の小説「赤ひげ診療譚」をもとにした黒澤明監督作品。加山雄三に似てるなと思ったら、加山雄三だった。
お仕着せがましいのお仕着せ。押し着せではない。勉強になった。
江戸中期に幕府が運営する無料診療所ができた。目安箱に投書した漢方医小川笙船が赤ひげ先生のモデル。小石川養生所に隣接して小石川御薬園の看板が。小石川植物園の前身。
おとよ役の二木てるみさん。
まるで夜行性動物のような目付きが穏やかな目にかわってゆく。12歳ぐらいの子役かと思ったら、当時すでに16歳だったようだが、それでも素晴らしい。
親身になる保本がおとよに好意を抱かれるのは危険でもあるが、うまく長坊の話につないで、涙を誘う。女郎屋の女将の杉村春子の憎々しい役の演技もさすが。
小石川は文京区。
日本医師会も文京区。
赤ひげ先生は架空の人物なのに、あたかも現存しているかのようにうまいこと宣伝に使われているような。 大塚にある強精剤専門のあ◯ひげ薬局のほうが庶民には親しみが😎
3時間の長編で休憩が挟まれるのも、前立腺肥大に優しい。
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