「長万部じゃなくて夕張」ミレニアム・マンボ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
長万部じゃなくて夕張
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プレミアムなマンボだと勘違いして喜んで観たら全然違った。
マンボNo.5はかからなかった。
全編テクノだった。
ホゥ·シャオシェン監督とトランスポーターのスー·チーの初タッグ作品。
2001年作品。
台湾のある街で女子高校生がクラブで羽目を外し、親元を離れ台北のアパートで男と同棲。そのまま高校中退。まったく働かない嫉妬深くてどうしょうもない遊び人のヒモ男のスケになって、逃れられなかった過去を自ら「彼女は····」とナレーションを入れて振返る構成。逃れられなかったというより逃れるチャンスは再三あったのに逃げなかった。先に説明が入り、スローな展開で映像が追いつくのはかなりかったるい。しかし、撮影は花様年華の撮影監督で、とてもムーディ。薄暗いアパートに蝋燭の灯はエロかった。煙草に酒、時々コカイン。キャバクラ???でのティーバッグシーン。ジョニ黒をキリン一番搾りで割って飲んでた。後半、夕張、新宿など日本が舞台に。冷蔵庫のキティーちゃん、МDコンポなど、最初から台灣よりも日本だった。そこの意図するところはちょっとわかりにくい。竹内兄弟の実家のおばあちゃんの割烹着。「スタンプ細胞はあります」のあのヒトを思い出してしまいました。
ガオさんは台灣の高倉健なんですかねぇ?
ハオ君のうなじフェチ、汗フェチ的な前技はなかなかだった。
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