劇場公開日 1982年3月20日

「ポイントは悲鳴」ミッドナイトクロス Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ポイントは悲鳴

2014年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

基本的には『blow-up』へのオマージュを中心としたサスペンス映画なんだけど、所々和むシーンもあったりしてその緩急が気に入った。特に悲鳴オーディションのシーンはめちゃくちゃ笑った。
タランティーノがデ・パルマの影響を受けてて、特にこの映画が好きだっていう話だけど確かにタランティーノっぽく感じるシーンがいくつかあった。特に駅のバーで二人の喋るシーンのその話のくだらなさとかはタランティーノ得意の無駄話演出に通ずるものがあると思った。
途中あまりにもドラマチック過ぎるデ・パルマっぽいカメラワークに少し笑っちゃったりもしたけど予測のつかない画面作りは見てて楽しいし長回しでカメラがグルグル回り続ける所とかは おぉ! となった。
そしてラストシーンにそれまでは可笑しくて仕方なかった悲鳴のシーンが一気に切ないものに変貌する辺りとかは すごい! という言葉に尽きる

Movieアパート