劇場公開日 1969年2月15日

「『ダーティー・ハリー』の劣化版」マンハッタン無宿 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『ダーティー・ハリー』の劣化版

2016年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 『ダーティー・ハリー』の前振りのような作品だが、その品質を下げた劣化版のような内容でたいしたものではなかった。

 粗い・緩い登場人物と物語と演出が目立った。主人公は組織の規範は無視するし、捜査というには適当なのだがそれでも犯人に迫れてしまう。何かと振る舞いの雑な主人公は直情的に行動し暴力も振るうのが、ハリー・キャラハンのような凄さというより馬鹿っぽさが先に来て魅力を感じない。ヒッピー文化を引きずったこの時代らしい出鱈目な人々と社会が反映されているが、作品のほうもそれ相応の水準にすぎない。

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Cape God