赤毛のアン(1986)

劇場公開日:1989年7月15日

解説・あらすじ

1908年の出版から、今なお世界で愛読されているルーシー・M・モンゴメリーの小説を自然情景たっぷりに映像化。年老いたマリラとマシューの兄妹は、孤児院から男の子の養子をもらうことに。しかし迎えに向かった駅舎にいたのは、赤毛のおさげを結わえたやせっぽちの少女アンだった。アン役のオーディション当時、16歳だったミーガン・フォローズはこの作品で一躍人気スターに。マリラ役はカナダを代表する大女優、コリーン・デューハースト。

1986年製作/141分/カナダ・アメリカ・西ドイツ合作
原題または英題:Anne of Green Gables
配給:松竹富士
劇場公開日:1989年7月15日

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映画レビュー

4.5 オールドボーイ・ミーツ・ガール

2025年8月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

赤毛のアンは孤児で、本を読むのが好きで、持ち前の想像力を駆使して、辛い毎日をトリップして乗り切っている。そんなアンが、手違いで年配の兄妹のもとへやってくる。

こどもの頃に原作を読み、当然アンに感情移入するのだが、年をとった今は、マシューとマリラに共感してしまう。仕事に役立つ男の子を引き取ろうと、時間をかけて検討して決定したのに、まさかのハプニング。でも、生命力あふれる女の子に、決定を覆されてしまった。この老境に差し掛かる人間の心を、こんなにも大きく動かすもの、それはまさに慈愛。守られるべき子供を、大人が守る。温かい寝床と食事を与える。教育する。そして、見返りを求めない。

内気で女性と会話もできないマシューが、アンには心を開くことができる。惜しみなく愛を注げる。それは、彼の人生にどれだけの色を与えただろう。そして、アンもマシューへ、信頼と愛を返すのだ。愛情は、欲するだけでも、与えるだけでもなく、交感するものなのだ。「赤毛のアン」が時代を経ても人の心を打つのは、愛情というものをしっかり描いているからだと思う。

NHK BSの放送を録画で。

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ぷにゃぷにゃ

4.0 綺麗な風景と心温まるストーリー

2024年9月17日
iPhoneアプリから投稿

ミーガン・フォローズ主演。
レビュータイトルどおり「綺麗な風景と心温まるストーリー」です。結構長いですが(特別編だったので3時間ちょっと)、飽きさせずに、きれない風景を見ながらの感動物語です。
※印象に残ったセリフ
(2番目の学校の先生がアンに言ったセリフ)
明日はつねに新たな日

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ジョニーデブ

5.0 久々の再鑑賞

2019年9月26日
iPhoneアプリから投稿

大好きな映画でもありますし、原作をきちんと読む機会を与えてくれた作品でもあります。

映画を先に観たせいかもしれませんが、原作をそのまま映像にしたかのような作品だと思いました。
登場人物はほぼ皆イメージ通りですが、特にアン・シャーリーを演じたミーガン・フォローズははまり役でしたよね。
空想好きで意地っ張りで、大きな失敗もするけれど、でも真っ直ぐで優しいアンが、様々な人々と出逢い少しずつ大人になって様子を見事に演じていたと思います。
グリーンゲイブルスの雄大な自然や当時の人々のファッションも魅力的ですし、名作と呼んでも過言ではないと思います。

ただ残念なのは、今から30年以上前の作品であるため画像が少し粗くなってしまっている点でしょうか。
デジタルリマスター版を是非出して欲しいです。

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刺繍屋

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