「マリーアントワネットの生涯を知った上でみる作品」マリー・アントワネット きいさんの映画レビュー(感想・評価)
マリーアントワネットの生涯を知った上でみる作品
政治や革命に翻弄された人生を送っているのに、映画中は政治社会情勢についてあまり語られない。
少ないセリフと、演出で語っているけど、マリーアントワネットの生涯がどんなものだったか知らないと、面白くないと思う。
宮殿内での権力争いや、女性たちの豪華な衣装…それだけ観てるのてはもったいない。
一人でフランスに嫁いだ寂しさ、世継ぎがないことで周りから孤立し責められる姿、やっと得た子供と質素な暮らしも周りに侵食されていく…ひとりの女性としてマリーアントワネットを魅力的に描いていると思います。
終わり方もよかったです。
軟禁されてからは描かない。宮殿でのマリーアントワネットに重きを置いて、その後のことは観る側に委ねる終わり方が好きです。
もちろん、可愛いドレスにも釘付けで。
カメラワークや演出が豪華絢爛さと虚しさを上手く表現してます。
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