「リバー・フェニックスの人生が重なって」マイ・プライベート・アイダホ SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
リバー・フェニックスの人生が重なって
クリックして本文を読む
リバー・フェニックス本人そのままのような、主人公の存在感が凄かった。
「もっと普通の家庭に生まれていたら、もっとまともな生き方ができた。」という主人公の嘆きがリバーさんの人生に重なって切ない。
悲しい出生と持病とその日暮らしの売春生活。そんな生活から一緒に抜け出そう、嘆きの根源である母親を探そうと声をかけてくれた友人を好きになるが、友人はノーマルなので好きな女性を見つけて去ってしまう。主人公は激しく打ちのめされながらも、元の場所に戻り、元の生活を再開する。後にそんな彼を見つけた友人は心を揺さぶられたのだろう、途中で放り出した彼の母親探しに再び付き合ってくれるような、そんなことを想像させるエンディングで、少し心が慰められた気がした。
コメントする