マーズ・アタック!のレビュー・感想・評価
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【”火星人襲来、ティム・バートン監督バージョン。”火星人の造形のチープさに脱力しつつも、表面的に友好的に接しようとするアメリカ大統領に対し、残虐な行為を行う火星人。けれど、何故か笑ってしまう作品。】
■火星人が地球にやってくる! 宇宙からの交信を受けたデイル米大統領(ジャック・ニコルソン)を中心に地球全体が人類初の”未知との遭遇”に歓迎ムード。
だが地上に降り立った火星人はレーザー銃を乱射。辺りは殺戮の現場になる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、ティム・バートン監督が火星人襲来を友好的に表面上受け入れようとした事に対する、揶揄なのであろうか。
・火星人の造形のチープさや、火星人を歓迎する人々が次々に変な形で殺されて行くシーンも何だか可笑しい。
<一番は、火星人の攻撃に効いたのは、痴ほう症のお婆さんが聞いていたカントリーミュージックであった事だろう。
文明の違いは、そんなものではないかな。>
好きです
備忘録的。
公開当時一人で見に行った。
マイケル・J・フォックスの大ファンなので行ったのだが、絵に描いたような宇宙人(火星人)が襲来し、地球が危機に陥る話。
「…何だ、これ…」っていうシュールな映画で、肝心のマイケルはあっさりいなくなり、今思えば出演者は、J・ニコルソン、P・ブロスナン、D・デビート、ジャック・ブラック、サラ・ジェシカ・パーカーなど豪華なメンバーだった。ティム・バートン監督の元カノ …リサ・マリーのクネクネ具合が強烈な印象。美しいのに不気味だった。
見終わった後、前列にいた女の子たちが
「どこで笑っていいのかわかんなかったー」と会話していて、心の中で「うんうん」
と同調した私なのだった。
「シンゴジラの前半ってマーズアタックみたい」って言ったら庵野ファン...
「シンゴジラの前半ってマーズアタックみたい」って言ったら庵野ファンは嫌な顔するかな...って寝しなに思ったのでw。
冒頭、登場人物たちが一気にわらわら出てくるんだけど、台詞ひとことで"人間のクズ"ってわからせるの凄い。そしてみんなキャラ立ってるから一瞬で覚えられる。
名優ばかりなことを差し引いてもこのワザは見事。多種多様な俗物どもの群像劇、筒井康隆作品っぽくて好き。
バートンの「親戚のガキがうざくて」鬱憤を盛り込んだ火星人ども。大人を困らせていっちょまえになった気がしてた頃は私にもありました。
パンフレットの表紙、脳味噌の形に合わせてボコボコしてたのキモかったなw
オチはウェルズ「宇宙戦争」へのドイヒーオマージュだと思ってます。
【♪よくあることさ】
低評価つけたらむしろバカっぽいから☆5つ。
ID4を楽しんだ父が激怒してて、ほかの家族はゲラゲラ笑ってたの良い思い出www
オープニングがら悪趣味w。ダニーエルフマンも悪ノリノリだ!
この後、ワーナーへの贖罪か見せしめみたくフツウの映画ばっか撮らされたティム、可哀想すぎて爆笑。鬼才、しかられてやんの。
トム・ジョーンズは鳥たちと歌う
もう通算10回以上みてますが、何度観ても傑作です。
これだけ豪華な役者を集めて全力でくだらないことをやって、なおかつしっかりストーリーテリングしている手腕はやっぱりすごいです。
エンディングも最高にハッピー。
SLIM WHITMANの『Indian Love Call』って...
SLIM WHITMANの『Indian Love Call』って言うカントーらしい。それが地球を救ったって事だ。
この映画の良い所は、言わずもがなぁなんだけどね。主役は誰?って事かなぁ。
最強の軍事国家アメリカの『防衛能力低さ』と『外交の稚拙さ』って事かなぁ。
911、ホワイトハウス襲撃事件と続く。何しろ、アメリカで終戦って言えば、南北戦争だからね。
そのくらい、表向きはアメリカ合衆国内は、外からの攻撃にはさらされない国と言う事。
ワールドトレードセンターに冥福を♥
グリーグのペール・ギュントの様な音楽が良かった。そして最後にバート・バカラック作曲のトム・ジョーンズの歌♥今では古いね。
お金をかけた子供向けB級活劇と観ればいいでしょう
とんでもなく下らなくてバカバカしいですが、どんでもなく大物がゾロゾロ出てきてひっくり返ります。ジャックの旦那の派手な演技は見もの。ただ、最後はスポーツとポップスのスーパースターが一番いいところをさらっていきましたね。
参考:ジム・ブラウンという人は、野球のベーブルース、ホッケーのグレツキー、バスケのマイケルジョーダン、ボクシングのアリみたような、フットボールにおける最高峰のスーパースターです。
トムジョーンズという人は、60-70年代のアメリカにおいてプレスリーかトムジョーンズかといわれたほどの20世紀を代表する異次元のエンタテイナーです。
面白い!!!これぞSF
SFマインド満載の作品で、何よりもサイエンティフィックと言うよりポリティカルフィクションの様相を呈しておりパロディやスラップスティックな笑いをベースにナンセンスなSF作品となっている。その展開は筒井康隆のSF を彷彿とさせ、すがすがしいほど火星人は残忍に徹している。最後の終わり方も🎦宇宙戦争や🎦アンドロメダ病原菌などのお馴染みのパターンでの収束でSFファンにはたまらない作品となっている。映像も素晴らしく気持ち悪く美しいアメリカが良く映し出されている。
バートン監督の真面目なお遊びのマンガの楽しさ溢れるSF映画
ティム・バートン監督のマンガ映画の面白さと一筋縄では行かない監督の個性が見事に合体した秀作。ある意味贅沢な娯楽映画になっているし、ふざけた内容にも拘わらず、決して嫌いにはなれない不思議な映画。このバートン監督の真面目なお遊びが好き。キャスティングの豪華さも映画オタクの監督らしいもの。
人間の首とチワワの首
火星人との友好を築こうと意気込む大統領(ニコルソン)もやられちゃう。『インデペンデンス・デイ』のようにアメリカ万歳、大統領万歳にならないところが面白い。
他の出演者、ピアース・ブロスナン、ダニー・デヴィート、トム・ジョーンズ、ナタリー・ポートマン、マイケル・J・フォックス、パム・グリア、ジャック・ブラック等々B級とは思えないくらいの有名人。びっくりしまくり・・・(最初見たときは気にしてなかったけど・・・)。
何度も見たくなる作品・・・というか、よく放映してくれるから助かります。
異星人ものがこんなに豪華でいいのか
観たいもの全部見せてくれる映画だった…・
豪華でキャラが多いのにだれも迷子にならず、ぜんぶ回収してくれた印象。
ワンシーンでそれぞれの個性がわかるのが凄いのと、いやな奴はおもしろいくらい報復受けるのですっきりします。
しかも面白いんよ、半犬人とかね…。
彼女をああしようと考えtティムバートンのアイデアの勝利ですな。
ジャックニコルソンもよかったなあ。
ティム・バートン監督、渾身のお馬鹿映画
火星人襲来はH・G・ウェルズ以来いくつものバリエーションが作られてきているのだがコミックと実写の融合、頭でっかちの骸骨人形におしゃれなガウンをまとわせた奇天烈な風体はもはや常人の理解を超えている、風体ばかりか性格最悪、やることなすことお下劣でペテン師でサディスト。対する人類代表、夫人は強気だが大統領はらしからぬ穏健派、お約束の御用学者にハト・タカ将軍たち。主役からチョイ役までこれでもかと言わんばかりの豪華キャストにワンちゃんまでお馬鹿三昧。ティム・バートン監督は功成り名も遂げて自分へのご褒美か、童心に帰って好き勝手の限りを尽くしています。自身もアニメ出身、東宝特撮の大ファンだそうで着想のヒントやゴジラ映画のワンシーンまで使ってくれています。シューティング・ゲームマニアの兄弟がシークレットサービス真っ青の大活躍、子供たちには大うけ間違いなし。一見プラスチックの水鉄砲にしか見えないが熱線銃の威力は絶大、一瞬で理科標本、お約束の核ミサイルも屁のかっぱ(定番のシールドを使わなかったのは流石)、ついに人類全滅か・・。火星人の弱点は免疫性が相場ですが、生身ではパンチで倒れるし普通に弱い、今回の落ちは音波ならぬ人の声、昔、エラ・フィッツジェラルドが声でグラスを割るCMがヒットしたのでエラのレコードかと思えば、お婆ちゃんの愛聴盤、直観的に納得できるスリム・ウィットマンのファルセット、「インディアン・ラブ・コール」。なんとも超贅沢なB級もどき映画でした。
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