劇場公開日 1994年4月29日

「地味だが堅実な作品」ペリカン文書 きーとろさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0地味だが堅実な作品

2019年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

派手さはないのであまり強く印象には残らないかもしれませんが、堅実な作品でした。
権力に立ち向かう話は燃えますね。

緊迫感でドキドキさせられるシーンもあって良かったです。
文書の内容には衝撃はなかったものの、なるほど…と納得できました。その後の証拠を追うあたりが一番ワクワクしておもしろかったですね。車のエンジンをかけそうでかけないところとか。
タイトルの意味が作中でわかるところも良かったです。

悪い点としては、ホワイトハウス、FBI、CIA、暗殺者などの多くの人物が登場するのですが、中にはあまり特徴がない人もおり、誰がどこの所属でどう動いているのかが分かりにくかったです。

デンゼルワシントンとジュリアロバーツの演技もいい。デンゼルワシントンの誠実で、さりげない優しさも持った雰囲気が役に合っていました。ジュリアロバーツも芯が強い役で、美しかったです。
戦友のようになっていく2人の関係が素敵でした。ラストの雰囲気も好きです。

きーとろ