「父親の作成したバート・ランカスターの表紙の映画パンフレットが印象的だったが…」ヴェラクルス KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0父親の作成したバート・ランカスターの表紙の映画パンフレットが印象的だったが…

2025年4月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

地方の映画館で、
父親が構成したバート・ランカスターを表紙
にしたパンフレットが印象的だったのと、
ロバート・アルドリッチ監督の「特攻大作戦」をなかなか面白く観た記憶もあり再鑑賞。

父のパンフレットの表紙は、主役二人や
ゲーリー・クーパー単独のものではなく、
銃を構える特異なポーズを取る
バート・ランカスターだけの写真だった。
当時、父がパンフレットを完成させる前は
該当映画を観ることはなかったはずなので、
パンフレット作成のための資料から直感で
ランカスターのものを選択したのだろう。

そうしたところ、この改めての鑑賞では、
確かにクーパーよりもランカスターの方が
印象深く記憶に残った。

しかしながら、作品の出来としては、
比較する対象でもないのかも知れないが、
直前に黒澤明の「天国と地獄」を観たことも
あってか、
ある意味、どうでもよいシーンの羅列や
説明不足だらけの都合のいい展開の作品
としか感じられず、
特に「天国と…」とは脚本の質に
格段の差を感じるばかりで、
ただただバート・ランカスターの
日焼けした顔の中の白い歯が印象的なだけの
再鑑賞となってしまった。

内容的には🌟一つなのだが、
父親の想い出に貢献頂いたとのことで
🌟二つにおまけさせて頂きました。
まあ、ハリウッドの古きよき時代を象徴する
作品の一つだったのかも知れません。

KENZO一級建築士事務所