「父親の作成したバート・ランカスターの表紙の映画パンフレットが印象的だったが…」ヴェラクルス KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
父親の作成したバート・ランカスターの表紙の映画パンフレットが印象的だったが…
地方の映画館で、
父親が構成したバート・ランカスターを表紙
にしたパンフレットが印象的だったのと、
ロバート・アルドリッチ監督の「特攻大作戦」をなかなか面白く観た記憶もあり再鑑賞。
父のパンフレットの表紙は、主役二人や
ゲーリー・クーパー単独のものではなく、
銃を構える特異なポーズを取る
バート・ランカスターだけの写真だった。
当時、父がパンフレットを完成させる前は
該当映画を観ることはなかったはずなので、
パンフレット作成のための資料から直感で
ランカスターのものを選択したのだろう。
そうしたところ、この改めての鑑賞では、
確かにクーパーよりもランカスターの方が
印象深く記憶に残った。
しかしながら、作品の出来としては、
比較する対象でもないのかも知れないが、
直前に黒澤明の「天国と地獄」を観たことも
あってか、
ある意味、どうでもよいシーンの羅列や
説明不足だらけの都合のいい展開の作品
としか感じられず、
特に「天国と…」とは脚本の質に
格段の差を感じるばかりで、
ただただバート・ランカスターの
日焼けした顔の中の白い歯が印象的なだけの
再鑑賞となってしまった。
内容的には🌟一つなのだが、
父親の想い出に貢献頂いたとのことで
🌟二つにおまけさせて頂きました。
まあ、ハリウッドの古きよき時代を象徴する
作品の一つだったのかも知れません。
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