「ノリユキ・パット・モリタに癒されたい」ベスト・キッド(1984) 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
ノリユキ・パット・モリタに癒されたい
クリックして本文を読む
ノリユキ・パット・モリタがとても優しくて、癒される。実際、あんなトレーニングはバランスと防御しか練習しておらず、試合で勝てるとはとても思えないのだが、誕生日でケーキや自動車をくれたり、空手の修業をしてもらえるなんて嬉しすぎる。
ご本人は妊娠した奥さんを亡くしてずっと悲しみを抱えているのだが、いい人オーラが出まくっていてずっと近くにいたい。
昔見た時は、本当に空手の達人に見えたが、しかし今見ると、空手の動作はスピード感や鋭さがなく、全然強くなさそうだった。
ラルフ・マッチオはお調子者で意地悪されるのも仕方なさそうな感じもあるが、あのくらいの調子こきは若い時には誰にでもあるレベルなので、あんまり目くじらを立てないで欲しい。彼女がぽっちゃりしていて可愛らしかった。
押し掛けしなければエンジンが掛からない車に乗っているお母さんもとても健気で愛おしい気持ちになる。
クライマックスの鶴の構えからの上段前蹴りは、アンデウソン・シウバやリョート・マチダがUFCで実際に決めていて、もしかしたらこの映画を参考にしたのかもしれない。
コメントする