劇場公開日 1987年10月10日

「友でありライバルであり恋人であったが故の」プリック・アップ s_eyesさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5友でありライバルであり恋人であったが故の

2012年5月18日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

同性愛がタブーだった時代のタブーなお話。

ビートルズ大好きなため、まさかこういった形でこの作品と絡んでいたとは!!という感じ。エプスタインが出てるあたり、この男も…と色々考えてしまった。

主人公の日記を追う話の作りが結構面白かった。肉欲に溺れる若き才ある主人公と、ともに没落していく相棒。辛くもあるがどこか日記を追っていることもあり、ただ傍観しているような、そんな気分にさせられた。

ゲイリー・オールドマンファンとしては、これもまたたまらない役。怪しい感じがたまらない。あの目つきがたまらない。あの誘い方がたまらない。

それはそうと、忘れられなくなった作品である。ゲイ映画(テーマとして上がっている)というジャンルでくくらず(私がくくってるだけかもしれないが)、こういう時代があり、こういう人間がいてこういう人生があったと、もっと世間に出てくるべき映画ではないか?と感じた。

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s_eyes