ブレードランナーのレビュー・感想・評価
全46件中、1~20件目を表示
0216 アンドロイドは夢を見るの?
1982年公開
2019年の荒廃した世界、というわけでもない
酸性雨だらけのロスにてリドリースコットの世界観爆発。
当時うどんがロスでも販売していたことに何故か狂喜。
四つくれ!ふたつで充分ですよ!
と日本語が飛び交う所もね。
しかし未だに本作のテーマが理解できない。
そんな頭の中にバージョン違い、とか言われてもさっぱりわからん。
あー友人の映画評論家に知られたら絶交されるな。
ハリソンフォードは走ってるか悩んでいるかどっちかやな
70点
最後だけ良かった
歴史的映画だというからあまりこういったSFものに興味無いが見てみた。正直退屈。二人のラブシーンになった時は退屈で時間が無駄の極致という気分。最後のシーンだけよくできてたので3点。音楽や映像は良いのであろう。ストーリーが、説得力にかける。そもそもレプリカって物食べたり排泄する機能までつけるの? 肝臓や膵臓や胆嚢までつけるの? それともクローンなの? 色々納得できなくて世界観にはいっていけない。昔映画館でゴースト見た時も同じこと思った。幽霊なのに何故物理的制約があるのって?
金字塔
なぜ今更レビューするかと言うと、満点作を語ってみたかったから。もし若い映画好きで未見の方がいたら、教養として鑑賞して欲しい。SFの枠を越え総合芸術たる映画の金字塔のひとつだから。「架空の世界」の表現手段は、小説や漫画などがあるが、光と動きを伴うビジュアルと音を用いることができるのが映画。(演劇は物理的制約が大きくアニメは絵である以上現実と地続きになれない)そこで創作者が頭の中で思い描いている世界観を完全に表現して見せたのが本作である。妥協はそのままチープさに繋がる(逆手に取ったのがパペットやプロップが魅力となった初期スターウォーズ)ので、制作時期を考えるとその拘りはもはや異常。もちろんストーリーや俳優陣の仕事ぶりも秀逸。残念なのはあまりにも多くのクリエイターが本作の影響を受けすぎていて、初見なのにすでに「どこかで見たことがある」表現になってしまうこと。あの衝撃は我々老いぼれだけが得た特権だ。補足するとデザイナーを務めたシド・ミードの存在も極めて大きく不可欠だったと思う。ちなみに「ブラック・レイン」では見なれた阪急梅田広場がリドリー・スコットにはああ見えるのかと唸ったものだ。まさに鬼才である。
新しい視点に邂逅する上質なSF映画
感想
初鑑賞当時、映画のテーマの深淵さを一回観た位で
はよく理解できず評価が定まらなかった記憶があ
る。ビデオを借りたり、後々DVDが普及するに至
り繰り返し鑑賞する事で革新的な、『創造された命
に心は宿るのか?』という話の真意を想い、全ての
描写に深い意味がある事を理解した時に、この映画
が原作を超える名作である事を確信した。
映像◎
現在ではほとんどクラシックとも言える映像構成と
シド・ミードなどの未来工学デザイナーに依頼した
本格的な近未来設定の世界観と美術は、その後の映
像制作者たちに多大な影響を与えた。ダグラス・ト
ランブル制作、渾身のオープニングやスピナーの映
像は感動もの。
音楽◎ヴァンゲリス
哀愁に満ちたアンドロイドの心が音楽とシンクロし
ているようで、近未来の世界の雰囲気を際立たせて
いる。
脚本・演出◎
アンドロイド視点の描写が素晴らしい。アンドロイ
ドを見分ける、ヴォイト・カンプフテストの話。
写真や記憶を大切にするアンドロイド。とりわけ、
ロイ・バッディ、自らの寿命がもう尽きることを意
識した上で、デッカードに語る。
『俺は貴様ら人間が、想像もできないものを
見てきた...(中略)。それらの瞬間も全て失われる。
その(死の)時がくれば、涙のように、
雨に洗われるように。...その時はきた。』
戦闘用アンドロイドが自身の死を迎える虚しさと全
ての生命に対する、憐れみを持った事をデッカード
が悟ったと感じられる場面が秀逸であり感動する。
初鑑賞日、1982年7月23日
渋谷パンテオン
本作は、1982年、初上映時には映画関係者、一般
観客の間では結して高い評価は得られてなかった作
品であった。
当時のハリソンフォードはアクション映画俳優とし
て絶大な人気を博していた。80年代、出演する映
画が全てヒットしていた事は皆さまご承知の通り。
世界的なSFブームもあり、70年代に20世紀FOX
映画の重役で『スターウォーズ』、『エイリアン』の
制作にゴーサインを出し、会社に多大な利益を持た
らせる事に成功した、アラン・ラッド・ジュニア
(『シェーン』のアラン・ラッドのご子息。)がプロ
デューサーとして独立し、第一作『アウトランド』
に続き製作投資の統括をした作品が本作である。
投資家たちはSFものでハリソン・フォード主演と
謳えば、大ヒット間違いなしとして、膨大な製作
費用を『エイリアン』で成功したリドリー・スコ
ット監督とその映画スタッフたちに投資した。
ところが監督は映画投資家達の期待とは全く逆の、
アクション映画とは程遠い、深い深淵な問題となり
うる、人造人間(アンドロイド)の創造と、その創造
された人間に心が存在したらどうなるのか?という
難解な問題をテーマとしたハードボイルドな原作を
選び、制作していく事になる。
アラン・ラッド・ジュニアは投資的視点から、
大胆な賭けとも言える本作の内容に、最初は難色を
示していた。しかし、監督達の強い熱意と、かつ
人間の視点ではない、人造人間視点で展開する稀有
な、新しいストーリー展開に納得したとされる。
本作は興行的には当初苦戦し、ラッドカンパニー
の経営が傾いたという話を聞いている。
数年後、一部の熱狂的なファンの間で、カルト的な
人気を博し、作品の評価が上がったため、会社は
奇跡的復活を遂げる事になる。
35年後、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ
演出で、続編である、『ブレードランナー2049』が
制作された。
⭐️4.5
門前の小僧習わぬ経を読む
不幸にして一度も通してきちんと見たことがない映画。それは、当時自分がレコード店で働いており、店頭サンプルとして、常に『ブレードランナー』のレーザーディスクがリピート再生されていたことによる。
もともと、『スターウォーズ』のような爽快な娯楽大作が好きで、このようなハードSF路線はとっつき難かったのもあって、一度も、仕事の手を休めて思わず画面にくぎ付けになることなく、それでいて内容はきっちりと頭に入っているという、まさに「門前の小僧習わぬ経を読む」状態。
一部の熱狂的なファンが、何度も劇場に足を運び、のちにディレクターズカット版などのバリエーションをいくつも発表し、疲弊していった作品性を、つねに斜めに見ていた。好きか嫌いかは、第一印象でほとんど決まっていたのだ。
見方によってはどうにでも解釈できるエンディングも含み、いまだにちゃんと見る気になれない一本。ちなみに『2049』は劇場で見て、なかなかのお気に入りになった。最新の映像の進化に、想像力を刺激されるのがたまらない。
原作を忠実に再現。
原作小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を読んだあとで鑑賞。ディストピアだけあって、終始暗い画面と雰囲気で進行。全体的に、ワタシ的には原作の雰囲気を忠実に再現できていたのではないかと思う。が、やっぱり個人的には原作(小説)を超えることができなかったので60点といったところか。
古き良きSF映画
ヒロインが人形のように美しくて、荒廃している街とのコントラストでさらに神々しかった。
バク転?しながら攻撃してくる女の子といい、この時代でしか発想できないシーンというか、アンマッチな不気味さがよかった。
この頃の時代の雰囲気をヒシヒシと感じらる映画。
記憶に残る映画
終始暗い映像
地球とは思えない雑多な世界
何かすごいアクションがあるわけでも
怪物のようなエイリアンが出てくるわねでもない
ブレードランナーと呼ばれるアンドロイド専用の殺し屋(ハリソンフォード)が
4体のアンドロイドを淡々と追い詰めて殺して行く
ただ、ハリソンフォードはそんなに強い殺し屋ではない。
あくまで人間臭く、泥臭い感じで描かれている。
人間ドラマのようなSF映画だ。
何故この映画がSF映画の原点であると言われるようになったのか。
なんとなくわかるような気がする。
80年代の雰囲気を感じつつも想像力を掻き立てる近未来の世界観に引き...
80年代の雰囲気を感じつつも想像力を掻き立てる近未来の世界観に引き込まれる
SF/サイバーパンク好きにはたまらない最高映画の一つ
レプリカントが人間らしさを求め、感情に疑問を抱き、葛藤していくのがよい
台詞全般が哲学的、倫理的なものが多く、アイデンティティ、記憶、限界など人間性を考えさせられる
レイチェルから離さないでってセリフが出た瞬間なぜか泣いた
デッカードがレプリカントであることを示唆するところで止まってるところがいい
世界観は最高なのに意味不明。
1982年の製作でこのセットとか照明とか世界観はとても良かった!けど、
ストーリーがマジ意味不明だった。
どーゆーこと?って思いながら
最後までわからんかった。
人造人間の反乱ってことは分かるけど
寿命を延ばして欲しいっていう割には
創造主を殺してしまったり。
白塗りの女の人が撃たれてバタバタと虫みたいに
のたうち回るシーンが怖すぎて
子供の頃に見たらトラウマになる。
ラスト急にパンイチで追っかけてきたり
なんですか?って感じだった。
釘を手に刺して壁に頭を突っ込むとこよとか
笑かそうとしてんの?と思った。
最後のユニコーンの折り紙。
レプリカントも4年の寿命だけど
人間もいつかは死ぬから
お前たち自由に生きろよってこと?へ?
時代設定が好き過ぎる
うわぁー、なんだこれ!北斗の拳のベースにもなった世紀末の世界観。好きなものがぎゅっと詰まって、この映画好き過ぎるぞ😚
ラオウのお顔のモデルになったらしい
ルトガー・ハウアー
うむ、なるほど🧐
主演はハリソン・フォードではなく、ブルース・リーであって欲しかったな
誰にも感情移入が出来ず、今一つ満喫できなかった。
鑑賞前は単なるSFだと思っていたけれど、見始めると「ハードボイルド的な作品かな」と感じ、観賞後は「群像劇だったな」と印象が変わっていった。良い意味でも悪い意味でも不思議な作品。
改めて観ましたがもう40年前の作品なんですね。映画全体を通して漂う...
改めて観ましたがもう40年前の作品なんですね。映画全体を通して漂うダークな雰囲気。雨が降り続く日本やアジアをイメージした街。そしてヴァンゲリスの音楽。設定、ストーリー全てがバランスよく組み合わさったSFの傑作。
脚本の単純さ。
良さは脚本の単純さにある。
よくある犯人探しものに謎の美女との恋愛が交差するハードボイルドという単純さ。
どんでん返しも捻りも無ければ、凡百な裏切り劇も無し。
だからこそ、近未来のデストピアという深淵なテーマが濃厚に描き出されたのだ。
堪らなく好きなのは、レプリカントを識別する心理テストのシーン(二度)。
人間であるはずの私自身の心理にも微妙に波立つ感じがして、内側から世界に引き込まれる。
「羊たちの沈黙」冒頭の地下牢でクラリスが気が付けば診察されてしまっているシーンにも同様の効果を感じる。
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