劇場公開日 1987年5月2日

「深夜向けの雰囲気」ブルーベルベット はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0深夜向けの雰囲気

2021年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

青春映画にミステリーを加えたような映画ですかね。

 見舞いの帰りに草むらで「耳」を発見した主人公が警察に耳を届けるのですが、その話を聞いていた刑事の娘が同じく興味持ち、内緒で一緒に追求することになる。
 けどやっぱり彼氏いるし家にもバレたら...と、興味あるけど躊躇ぎみなのが少しイライラしたりする。

 エロイ場面は芸術なのか本能なのか!?

 今の映画に慣れてしまうと刺激が足りないかもしれませんが、効果音を控えめにすることで良い緊張感を作っています。車のエンジン、トイレ、足音、ドア等々1つ1つの動作音だけで、この手の映画は緊張感が出る、いい例だと思ったりした。
 これはデヴィッド・リンチの個性を確立した作品のようですね。

 未知な世界に一般人がハマッていく...性欲は三大欲望だしコントロールするのは難しいのかな。後半は変なシーンも少なく普通のミステリーなノリになります。自己満足、芸能人にありそう、裏社会の話とか思って個人的には退屈だったなぁ。

話が進むと、耳が誰かなんてあんまり意味ない気がするし。。。

 ミステリアスな音楽はムードあって良かったので、深夜向けの映画かと思います。

 彼氏は気の毒だな。カイル・マクラクランに乗り換えなくてもいいのにね。

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はむちん