劇場公開日 1990年4月28日

「女性警官と無差別殺人犯の息詰まる死闘にハラハラ!」ブルースチール syu32さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0女性警官と無差別殺人犯の息詰まる死闘にハラハラ!

2019年7月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

レンタルした「HDニューマスター版」DVDで鑑賞。

ジェイミー・リー・カーティスがカッコいい!
新人警官のはずなのに初っ端から波乱続きで、だんだんとベテランの風格みたいなものが出て来ました(笑)
女性警官への偏見に悩み苦しみながらも、制服に袖を通し犯罪都市ニューヨークの夜に立ち向かう姿に女性本来の逞しさを見た気がしました。

銃の圧倒的な強さに魅了された、という面においてはメーガンもユージーンも同じ。その“強さ”への憧れの方向性の違いが両者を隔てていますが、そのボーダーは紙一重だなぁ、と…。メーガンもユージーンのような狂気へ落ちていた可能性もあったのかもしれないなと思いました。だからこそ、無意識の共通点からふたりは惹かれ合ったのかもしれませんねぇ…。
決別後の対決は手に汗握るもので、始終ハラハラしっぱなしでした。知能と狡猾さでなかなか尻尾を掴ませないユージーンに腹立たしさを覚え、メーガンの捜査の綱渡り感の危うさに気を揉まされました。そして、ユージーンのエスカレートする犯行と気持ち悪いぐらいの執着に怒りが大爆発! クライマックスの“ブルースチール”同士の死闘が秀逸の極みでした。

しゅうへい