劇場公開日 2025年1月24日

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ブラック・レインのレビュー・感想・評価

全92件中、61~80件目を表示

4.5【今作で、他の日米の数々の素晴らしき俳優よりも圧倒的な存在感を発揮していたのは、松田優作である。】

2020年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

怖い

難しい

幸せ

―リドリー・スコット監督が、今作の”黒い雨”を経験していない狂気のヤクザ、”サトー”役に松田優作を抜擢した理由が、彼が出演した森田芳光監督の「それから」の演技を見て決めたという理由が、久しぶりに今作を鑑賞して腑に落ちた。-
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 彼の、日本人離れした長身、鼻筋の通った風貌、そして何よりも迸る狂気である。
 「それから」はご存知の通り、夏目漱石の名作の映画化作品で、アクションシーンは勿論全くない。
 が、”高等遊民“長井代助を演じた松田優作の抑制した演技からは、”狂気性”が明らかに滲み出ていた。
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 今作の布陣は、主役の型破りな殺人課の刑事ニックを演じたマイケル・ダグラス、相棒チャーリーを演じたアンディ・ガルシアを始め、日本サイドでも、高倉健、若山富三郎、内田裕也、國村隼(分かるかな?)と豪華キャストである。
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 だが今作が強烈に印象に残っている要因は、チャーリーを”かッと開いた口とサングラスの奥の、禍々しい目で見据え”、バイクに乗り、日本刀の先端をアスファルトの地面に付け火花を散らしながら、ニックの眼前で切り殺すシーンや、
 世話になった筈の親分、菅井(若山富三郎)の前で指を詰めるシーンと、その後、表情を一変させ”かッと開いた口を開け”菅井の手に刃を立てるシーン、
 等、松田優作演じた”サトー”が出演するシーンである。

 メインストーリーとしては、アメリカの型破りな刑事と、日本の堅苦しい警察組織の中で生きる高倉健演じる松本警部の男同士の繋がりを描いているのであるが、
 個人的には、松田優作の圧倒的な存在感が、この映画の魅力である、と思ってしまうのである。

<彼は今作での素晴らしい演技で、ワールドワイドでの活躍が期待されたが・・。
 彼の遺した財産が、今や邦画界を牽引している事実には、敬服せざるを得ない。>

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NOBU

4.0ヒロシマではない黒い雨

2019年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リドリー・スコットが大阪を舞台にした警察ドラマを作り、1989年の日本を的確に捉えたアクション映画。
アメリカのはみ出し刑事(マイケル・ダグラス)が若い部下(アンディ・ガルシア)と共に、日本人犯罪者(松田優作)を引き渡すため日本にやってくる。
ところが偽警察にまんまと騙され、大恥をかくことに。
大阪府警の警部補(高倉健)の協力を得て、日本のヤクザ抗争を追いかける。
雨の好きなリドリー・スコット、大阪はいつも濡れていた。

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いやよセブン

5.0松田優作、最初で最後のハリウッドデビュー作。

2019年7月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

松田優作さんの狂気感でる役ですごい衝撃を受けました。ダークナイトでジョーカー役を演じたヒースレジャーさん以来だと思います。
そして何より、マイケルダグラス×高倉健の日米の友情そして松田優作の病を背負っての渾身の演技に世界はどんな影響を受けたのだろうか。
そして、もし松田優作さんがまだ生きていたらハリウッドですごい大作に出てたかもしれない。また、松田龍平・松田翔太の親子共演もできたのではないかと思います。
※今年で彼の死から30年心からご冥福お祈りいたします。

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HIDE Your Eyes

3.0面白いけど

2019年5月11日
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設定がありえない。
日本人的に見たらコメディ

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マルボロマン

3.5前観た時は

2019年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

前観た時は松田優作の演技に引き込まれて良かったのですが、観直してみたらイマイチでした。

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hide1095

3.0高倉健の存在感

2018年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

日米の名優たちが集結した名作。
正直、ストーリーはたいして面白くないけど、高倉健と松田優作の好演が光る。ただ、大阪が舞台にしては、関西弁があまり聴こえないのには違和感あり(他にも違和感はいろいろあるけど…)。

さて、日本人が多数出演してるってコトで、日本では凄く人気のある作品だけど、海外での評価はどうだったんかな?

まぁ、とにかく高倉健の存在感は、やっぱり凄い。

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n.yamada

4.0骨太映画

2018年11月11日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

これは骨太な映画ですよ。
ストーリーも演出も骨太だし、出演している役者もみんな骨太。
見応えあります。

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光陽

3.0島木譲二も亡くなりました

2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 惜しくも松田優作の遺作となってしまった映画。日米との温度差も感じられるほどの逸話が数多く存在しているのも興味深いところだけど、これを劇場で観なかったことが悔やまれます。しかし、マイケル・ダグラスも変な刑事でしたなぁ~もう健さんが困っちゃうじゃないですか。

 アンディ・ガルシアがバイク軍団に囲まれて殺されてしまう理不尽なシーン。そして松田優作が指を詰めるシーン、バイクを走らせて格闘するシーンなど、ストーリーよりもアクションが目立った映画。島木ジョージも頑張ってた(笑)

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kossy

4.0✰久し振りに鑑賞✰

2018年7月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

当時観た時も、凄いなーという感想だったけれど、今観ても凄いなーと思う。

映像が「ブレードランナー」と被って、大阪の街が不思議な空間に映っていて面白い。
うどんを食べるシーンとか そんな感じw

米国と日本のカルチャーのギャップも、最後はお互いに受け入れ補い合う所も良かった。

後は、なんと言っても 松田優作!!!
あの鬼気迫る演技は当時観た時も、勿論今観ても 変わらず凄いと思った。
ハリウッド映画で、米国俳優と堂々と渡り合える役者さんは少ないと思う。
もしも今 生きていたらどんな芝居をしていたのかな〜?と思うと、本当に惜しい人を亡くしてしまったと思いますね。

アンディ・ガルシアもメッチャ若いし、日本映画は余り観ないけれど、高倉健さんも本当に素晴らしい演技をする役者さんだなと思った。

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m@yu-chan

4.5松田優作の鬼に迫る名演

2017年11月19日
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泣ける

興奮

知的

この映画が凄いのは、大阪の風景を見事に描いてくれたリドリースコットそしてスタッフの素晴らしさ。そしてこの映画の後、癌で早逝する松田優作のまさに「鬼に迫った」名演だ。
高倉健、若山富三郎の意外にも見事な英語、最初は日本人を「Fuck you very much」とさけずんでいたマイケルダグラス扮する主人公ニックが、最後は日本人を尊敬していくところ。それぞれがいい味を出している。
そして何といっても最後まで最高の悪人「セイトウ」を演じきった松田優作。ブレードランナーにおけるルトガーハウアーに通じるものがある、まさにプロの役者だった。それらが絡み合った名作だと思う。

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地元ワンダーランド

4.0遺作‼️

2017年7月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

松田優作の遺作になった作品‼️ずっと観賞したかった‼️
見た感じだと松田優作が全然病気だとは思わない演技に凄いと感じた‼️

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たか

4.5元気でな、カウボーイ

2017年5月28日
PCから投稿

興奮

色々言われてる映画だけど、かなり面白い映画だと思います。面白いというか、カッコイイ映画ですね。

最後のニックの台詞、「元気でな、カウボーイ」これにはしびれました。
あと、健さんもかっこいいですね。

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ハワイアン映画道の弟子

3.0あの頃のアメリカから見た日本イメージ映画

2017年4月14日
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年代を感じるファッション、街並み、音楽、そして日本イメージ。高倉健は、ハリウッドでもブレない存在感。主人公に最後まで思い入れができないのがツライ。人間的な未成熟なら許せるが、道徳的に納得できないキャラが主人公だと感情移入できない。後半、少しずつ成長が描かれるが、それでも個人的にはスッキリしなかった。警察とヤクザの結託もやはり時代のせいかもしれないが、大ヤクザがカッコよすぎじゃないか。阪急の雰囲気がとても良かった。

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ハッチ

5.0映画史

2016年12月10日
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日本映画史にして欲しい作品です。

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テクノ ライジング・ファロン

3.5日米合作だから?

2016年8月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

実に27年越しの鑑賞だった。大学生の頃に、生協で前売り券を売っていたのが、すごく記憶に残る作品で、以来、観たいと思いつつもなかなか機会がなかった…。
細々と違和感があり、まあ、こんなもんかなという感じだった…。これは日米合作だからだろうか…。
もっと松田優作は鬼気迫る演技をしていると思っていたけど、なんか微妙な感じがしなくもなかった。
ただ、ブラック・レインとは、そういう意味だったのね…って、少し驚きがありました。

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kawauso

3.5ただただ松田優作の狂気が印象に残る。彼が死を賭して挑んだ作品、宜な...

2016年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ただただ松田優作の狂気が印象に残る。彼が死を賭して挑んだ作品、宜なるかな。もはやマイケルダグラスも引き立て役に過ぎない。
悲しすぎるのは、そのダグラスの控えに我らが健さん。許し難い。健さんがダグラスに説教する場面が救いではありました。
個人的に結末がやや不満。なんじゃこらー!(笑)

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はむひろみ

3.0●優作さん怖すぎる

2016年6月12日
PCから投稿

たまらんな。このキャスティング。優作さん怖すぎるわ。

バブル絶頂期だよね。ヤクザも絶頂期だ。きっと。若山富三郎が渋すぎる。関西が舞台なのもよい。繁華街やら工場やら棚田やら。

ブラックレイン。親分が10歳の時に見た地獄。その後、日本人は自分を見失い、だからあんなん出て来るんだ!と。はっきりいって作品の中身と関係ないけど、そのチョイスは好き。

ストーリーは単純明快。マイケル・ダグラスvs松田優作。健さんの誠実さも、日本人らしさの演出か。キライじゃない。ただ、最後のキスシーンは興ざめだ。まあ、あの時代のハリウッドだし、ご愛嬌か。

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うり坊033

4.0公開前と公開後

2016年6月9日
PCから投稿

若い人はご存知ないだろうが、この映画が封切られる前。

宣伝では
「あの高倉健がマイケル・ダグラスと競演!」
「健さんハリウッド進出!」
「米超大作の舞台は大阪!」
「当然、日本人俳優も多数出演」
「ちなみに悪役には松田優作」

みたいな感じだったんです。

ところが、日本上映期間中に優作が逝去。

すると、世間の評判は一気に変わって
「優作、命を懸けた渾身の演技」
「ハリウッドではオファーが続出した中での早すぎる死」
「次回競演候補はロバート・デ・ニーロだった」
「遺作で光り輝いた松田優作」

と、完全に「松田優作作品」になってしまいました。

もちろん活動期間も芸暦も違いすぎるので比較はできませんが、
この作品は「松田優作の代表作」であっても
「高倉健の代表作」ではない。

作品自体は、摩訶不思議な日本の描写が
若干鼻につくとはいえ
実際に日本をロケ地にして撮影しているだけあって
当時の「ベストキッド2」とか
ほかの日本を舞台にした映画とは格段の差がありました。

その分、カルフォルニアで撮影した日本のシーン
(ラストの農園風景)なんかは、かなり不可思議ではありますが。

この映画のテーマである「異文化の衝突」「相互理解」は
見事に描かれてると思いますよ。

そして、あまり触れられない、
マイケルダグラスと、アンディガルシアもかなりいいです。

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johnny B bade

2.5異世界大阪物語

2016年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もっと凶悪で、殺戮と復讐の連続でテンポの良い映画だと思ってたけど、
間延びしてアクションシーンも少なくだるかった。
松田優作のハリウッド進出作で遺作と言うフックがなかったら平凡な作品のように思う。
今となってはバブルの大阪には違和感を感じた。

大阪ロケなのに、アメリカ人がイメージで作った中国のような日本なのがおもしろかった。
デパートの中をバイクが走り、のぼりを持った暴走族が出てきたり、自転車集団が行く手を阻む、今の中国とバブルの頃の日本は変わらないじゃないかと思った。

ブラックレインと言えば松田優作。と思ってみたら出番は割と少なく、でもインパクトを残してやろうと言う気迫のこもった表情や演技はインパクトがあった。

そして、ハリウッド映画、世界を相手にしてもいつもと変わらない演技で存在感のある高倉健もスゴいんだなと感じた。

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奥嶋ひろまさ

4.0豪華日米合作映画

2016年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

各国代表する俳優が人情、アクション、裏切りなどあらゆる内容に感動しました。

松田優作は病に冒されながら俳優人生全うした代表作なので、

フアンはチェックしたい映画です。

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海女神
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