ブラック・レインのレビュー・感想・評価
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松田優作、最初で最後のハリウッドデビュー作。
松田優作さんの狂気感でる役ですごい衝撃を受けました。ダークナイトでジョーカー役を演じたヒースレジャーさん以来だと思います。
そして何より、マイケルダグラス×高倉健の日米の友情そして松田優作の病を背負っての渾身の演技に世界はどんな影響を受けたのだろうか。
そして、もし松田優作さんがまだ生きていたらハリウッドですごい大作に出てたかもしれない。また、松田龍平・松田翔太の親子共演もできたのではないかと思います。
※今年で彼の死から30年心からご冥福お祈りいたします。
高倉健の存在感
島木譲二も亡くなりました
✰久し振りに鑑賞✰
当時観た時も、凄いなーという感想だったけれど、今観ても凄いなーと思う。
映像が「ブレードランナー」と被って、大阪の街が不思議な空間に映っていて面白い。
うどんを食べるシーンとか そんな感じw
米国と日本のカルチャーのギャップも、最後はお互いに受け入れ補い合う所も良かった。
後は、なんと言っても 松田優作!!!
あの鬼気迫る演技は当時観た時も、勿論今観ても 変わらず凄いと思った。
ハリウッド映画で、米国俳優と堂々と渡り合える役者さんは少ないと思う。
もしも今 生きていたらどんな芝居をしていたのかな〜?と思うと、本当に惜しい人を亡くしてしまったと思いますね。
アンディ・ガルシアもメッチャ若いし、日本映画は余り観ないけれど、高倉健さんも本当に素晴らしい演技をする役者さんだなと思った。
松田優作の鬼に迫る名演
あの頃のアメリカから見た日本イメージ映画
日米合作だから?
ただただ松田優作の狂気が印象に残る。彼が死を賭して挑んだ作品、宜な...
●優作さん怖すぎる
公開前と公開後
若い人はご存知ないだろうが、この映画が封切られる前。
宣伝では
「あの高倉健がマイケル・ダグラスと競演!」
「健さんハリウッド進出!」
「米超大作の舞台は大阪!」
「当然、日本人俳優も多数出演」
「ちなみに悪役には松田優作」
みたいな感じだったんです。
ところが、日本上映期間中に優作が逝去。
すると、世間の評判は一気に変わって
「優作、命を懸けた渾身の演技」
「ハリウッドではオファーが続出した中での早すぎる死」
「次回競演候補はロバート・デ・ニーロだった」
「遺作で光り輝いた松田優作」
と、完全に「松田優作作品」になってしまいました。
もちろん活動期間も芸暦も違いすぎるので比較はできませんが、
この作品は「松田優作の代表作」であっても
「高倉健の代表作」ではない。
作品自体は、摩訶不思議な日本の描写が
若干鼻につくとはいえ
実際に日本をロケ地にして撮影しているだけあって
当時の「ベストキッド2」とか
ほかの日本を舞台にした映画とは格段の差がありました。
その分、カルフォルニアで撮影した日本のシーン
(ラストの農園風景)なんかは、かなり不可思議ではありますが。
この映画のテーマである「異文化の衝突」「相互理解」は
見事に描かれてると思いますよ。
そして、あまり触れられない、
マイケルダグラスと、アンディガルシアもかなりいいです。
異世界大阪物語
もっと凶悪で、殺戮と復讐の連続でテンポの良い映画だと思ってたけど、
間延びしてアクションシーンも少なくだるかった。
松田優作のハリウッド進出作で遺作と言うフックがなかったら平凡な作品のように思う。
今となってはバブルの大阪には違和感を感じた。
大阪ロケなのに、アメリカ人がイメージで作った中国のような日本なのがおもしろかった。
デパートの中をバイクが走り、のぼりを持った暴走族が出てきたり、自転車集団が行く手を阻む、今の中国とバブルの頃の日本は変わらないじゃないかと思った。
ブラックレインと言えば松田優作。と思ってみたら出番は割と少なく、でもインパクトを残してやろうと言う気迫のこもった表情や演技はインパクトがあった。
そして、ハリウッド映画、世界を相手にしてもいつもと変わらない演技で存在感のある高倉健もスゴいんだなと感じた。
忘れてはいけない
どこのカテドラルかしら?
これはリドリー・スコット監督自身による「ブレード・ランナー」の大阪版。はみ出し者の刑事が凶悪な犯罪者を追い詰めるところと、オリエンタルな雰囲気満点の都市が舞台。
ヤン・デ・ボンの撮影によるオートバイのアクションなど、次から次へと観客を飽きさせない映像のオンパレードである。バブル期の大阪ミナミも、今となっては懐かしさすら感じるが、エネルギッシュかつ猥雑で興味深い。
それにしてもあの阪急百貨店をどこかのカテドラルかと錯覚させるとは、なかなか日本人には出来ない芸当だ。もちろん、大阪の地理を肌身で理解している観客からすると、梅田の阪急百貨店で襲われたマイケル・ダグラスが次の瞬間には心斎橋にいるというのは飲み込み難いロケーションであろう。
しかし、別に気にすることはない。スコットは大阪を描きたかったのではない。「ブレード・ランナー」で表現した様々な匂いの漂う近未来都市と同様な舞台として、たまたま大阪を選んだということなのだから。
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