劇場公開日 2025年1月24日

ブラック・レインのレビュー・感想・評価

全105件中、61~80件目を表示

4.0黒い雨

2021年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

怖い

興奮

唐突に、黒い雨の話を菅井が語りだす。
 原爆炸裂後に降ったあの黒い雨のことである。映画のタイトルも、この黒い雨のことらしい。
 この映画が作成された年代にUSAサイドの製作陣がよくこの話を知っていたなと思う。しかも、かなり唐突に筋だけ追えば、必然ではない話を、菅井に語らせ、タイトルにまでしてしまう。
 かなりの思い入れがあったのか?説明として使いたかったのか?思いつきなのか?
  (『ゴジラ』が生まれたきっかけとかから興味をもったのか?酸性雨とか世紀末?)
 想いは図り知らぬが、黒い雨を知っていて、かつかなり重要そうに語らせるだけでも、唸ってしまう。

 その、黒い雨以降の新人類が佐藤。

 映画の主筋は、ニックの再生物語。
  すさんだ刑事だったニックが、いろいろあって、高潔な松本に感化されて…。松本もニックに感化されて…。
  結末を二通り用意して、採用された方は…というほど、この二人の軸が中心になっている。

 ならば、敵方は佐藤のグループだけでいいと思うのに、旧式のザ・ヤクザというべき菅井達と、佐藤達の攻防も出てくる。
 その旧式と、新人類を分けるものとして出てくるのが”黒い雨”。日本の戦前と戦後の違い。それをUSAの製作陣が、若山氏が演じる菅井に語らせる。

はっきりとした意図はなかったのかもしれない。
ここを大きく取り上げたいのは、私の中の”日本人”なのかもしれない。
でも、あれやこれや、意味づけを考えてしまう。
   (単なるSF要素で使っているなら腹立つが・・・)

細かく見ていくと、
 ダグラス氏のなめ切った表情・チャーリーを目の前でなぶり殺しにされる時の様子・反省した時の様子・クライマックスで佐藤を殺せるかもというものを発見した時の逡巡とか、多彩。やさぐれている中にも心の底に眠る”善”を匂わせる。
 ガルシア氏の、チャーリーがニックの本当の姿を信じている優しさ・陽気さを見せてくれ、その人懐っこさで転回点を作るキーマンとしての存在感。”好い奴”と皆が思わねば、後半に説得力がなくなる。
 高倉氏の、松本の真摯な誠実さをとつとつと示した演技。ニックがその説教を受け入れるほどの、松本の人生を醸し出さなければ、説得力がなくなる。不器用なだけでは、人は説得されない。
 神山氏は定番。警察のお偉いさんといったらこの方。流ちょうな英語もさすが。
 石松氏は、馬鹿にされやすいが、元WBC世界ライト級チャンピオン。実は、すでにワールドワイドな方。プロボクサーとしては、USAでも知られた方だったのかしら?唯一無二の存在感。佐藤とは別の意味で、眼が彼を追ってしまう。
 内田氏は、最近の”ロックンローラー”なお姿を探すと、見逃してしまう。
 若山氏はその迫力にひれ伏してしまう。同じやくざもんでも、半端な佐藤と違う、大組織を束ねる風格を示す。菅井の前だと、狂気の佐藤が焦って駄々っ子している思春期男児に見えてくる。尤もやくざの世界だから、器の違いなんて暴力の前にはなんの意味もなくてと言うところも、危ない、危ない。
と、それぞれ、ご自身の魅力を演じきっている。

だのに、鑑賞後は、佐藤のイメージしか残らない。
 ビジュアル的には、こんな髪型していたっけ?とか、こんなに黒のトレンチコートを美しく着こなしていらしたのね、と改めて驚く程度なのに、
 あの、冒頭のダイナーの「あ”?」の振り向きざま。戦慄第一弾。
 あの、日本到着時。
 あの、チャーリーを殺す場面。 なんて、残忍な。なのに、舞を舞うように美しく。それでいて臨場感が半端ない。チャーリーが、ニックの唯一残った友として、気さくな良い奴だから、余計に胸が引き裂かれる。
 あの、菅井達との会合の場。
 あの、バイクチェイスからの乱闘。
雰囲気、間、眼、声の出し方、あの笑い方…。
 触るだけで切れそうな、蛇のような、人を小馬鹿にしたような、どこか姑息なチンピラのような下卑た表情も織り交ぜながら、計算高く抜け目なく、ただひたすら己の力を信じ、欲丸出しで突き進む佐藤。圧倒的な迫力。クールなのに、クールだけじゃない下卑た小物感も匂わせる。なのに目が離せなくなる。
 ”異端”なヒール。だが、孤高の存在ではなく、佐藤を慕う部下もいる不思議さ。
 何故、こんな人間になった?なんてことすら考えたくもなくなるほどのヒール。
 場の空気を、映画の出来を一変させる役者。こんな人がいるんだ。

すざまじい…。
 オーディションで、、松田氏の演技を見たときに、監督もダグラス氏も、この映画の成功を確信したというが、さもありなん。
 コネリー監督で、デ・ニーロ氏との共演がオファーされていたというが、観たかったなぁ。

正直言って、この映画だけが松田氏の代表作とは思わない。他にも、永遠に記憶に残る作品は山ほどある。
 そんな役者だから、この人にもつい、タラればを言いたくなる。
 治療よりも、演技することを選んだ男と語られる。
 でも、1980年代でなく、今だったら、どのような選択をされたのだろうか。
 今なら、ステージⅣとかの手の施しようのない状態でなければ、治療して仕事に復帰できる。私の周りにもたくさんいる。
 今なら、訃報が届いたサニー千葉(千葉真一)氏らがハリウッドで実績を積んで、この映画があって、2003年には『ラストサムライ』があって、アカデミー賞にノミネートされるくらいに、日本人がハリウッド映画に出ることは夢物語ではなくなった。
 ひょっとしたら、松田氏も、次のチャンスを待って、まずは治療をされたのではないだろうか。
 でも、1980年代は違った。
 癌と宣告されることは死の宣告をされることとほぼ同意義。ショックを受けて自死される方もあとを絶たなかったから、基本インフォームドコンセントは家族のみだった時代。治療したとしても、闘病記さながら、ベッドの中で苦しみながら…。それでも、延命が期待されるような程度。
 ハリウッド進出も、まだ、『ラストサムライ』どころか、この映画も企画中…。次のチャンスなんていつのことか…。
 奥様が女優で、奥様のお姉さま夫妻も演劇人だったから、意志を通せたのかな?

渾身の役者たちが揃った映画。
 この役者にキャストしたことに賛辞を贈りたい。
 Wikiでみた、最初にオファーした役者が演じていたら、どんな映画になっていたのだろう?
 ジャッキー・チェン氏の佐藤は新境地が開けたかもしれないが、
 小林桂樹氏の菅井…。小林氏も名優だけどさ。

シーン・シーンも語り継がれる要素はある。

初見では、特に後半棚田の場面、あの亀の忍者でも出てくるんじゃ?えっランボー?もひょっとして出てくる?なんて思い、興ざめしたが、ロケを全部日本でできなかったのは、日本側の問題だと知って、日本がこの映画に傷をつけたのかとがっかり…。
 そうやって見ると、善戦しているなあと見方が変わり(笑)。

とはいえ、全体を通してみるとすっきりいかない。

なぜ日本を舞台に?USA舞台で、佐藤を暴れされても良かったんじゃないかと思う。
  けれど、松本の律義さ(性善説人間)と人生捨ててるニック(人を信じられない)の対比とか、
     日本警察のような日本的チームワークとニックのような暴れ馬との対比や、
     菅井が代表するイタリアンマフィア的日本やくざ(しきたりとか順列重んじる)と佐藤のようななんでもありのニュー勢力の抗争とか、
いろんなことを、いつもの舞台以外で描きたかったのかしら?

今一つ、すっきり腑に落ちないので☆4つ。
 (物語☆3
 役者☆10
 映像☆2:好みでない
 アクション☆5)

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とみいじょん

3.0ものすっごい名作ってわけじゃないよね

2021年2月28日
PCから投稿

普通に合格点なアクション映画って感じ。

「松田優作の遺作」として有名な感じがするけど、実際見てみたら、高倉健のが光ってる。

最初は、日本の刑事ドラマの中にマイケル・ダグラスが混ざっちゃった、って感じだったけど、後半になると、リドリー・スコット作品だなぁ、という演出に。

一回見れば満足かな。

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UNEmi

3.5目を見張る松田優作の狂気じみた演技

2021年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

マイケルダグラス扮する刑事ニックは、警察内部調査局で違法な金を取っていると疑いをかけられた。ニックがやけ酒を飲んでいると、松田優作扮する佐藤浩史がやって来て日本人二人刺殺した。ニックは、佐藤を追って格闘し逮捕した。しかし、佐藤は日本領事館の人間でありニックは佐藤を日本まで護送する事になった。しかし、日本で日本警察に引き渡す時に欺され逃げられた。ニックは、高倉健扮する松本刑事と合同調査する事になった。果たしてニックは佐藤を逮捕出来るのか? 松田優作の狂気な演技はやはり光るね。日本を舞台に高倉健とともにマイケルダグラスとの共演は見ごたえがあったよ。

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重

4.0迫真の演技

2020年9月19日
iPhoneアプリから投稿

故松田優作、故高倉健、マイケルダグラス、アンディガルシアをはじめ皆さんに大拍手を送りたい。素晴らしい作品でした。しかし松田優作の存在感の凄いこと。
最初の佐藤の登場シーンは映画史に残るのでは…

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kenyan

4.0ショーケンの戯言

2020年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

松田優作が命を削りながら演じた佐藤、本来の役名は"弘法"であり演ずるは"萩原健一"である。

実直な刑事を演じた高倉健、アル中でクビ寸前の刑事役として"勝新太郎"が演じる筈だった、役名は"市"もちろん「座頭市」から。

勝新太郎の兄でもある若山富三郎の大親分は"藤山寛美"に決まっていた。

アンディ・ガルシアの役は"トム・クルーズ"が演じ、ニューヨーク市警の上司はジーン・ハックマン。

プロデューサーやキャスティング・ディレクターと直で会い、打ち合わせも行ったショーケン。

新宿歌舞伎町での撮影は断念、舞台を香港に変える発言をするマイケル・ダグラス、日本側のスタッフから大阪を提案する。

黒澤明の「影武者」降板騒動から牙を抜かれたかのような勝新は、英語が出来ないからと消極的な態度で本作を降りてしまう。

様々な問題が山積みになり、ショーケンの負担も限界に達し最初の「ブラック・レイン」は頓挫する。

優作でスタートした撮影も途中、何も知らされないで再度、ショーケンにオファーされたらしい。

俺の代わりに逝ってしまった優作、、、不謹慎に思われるセリフを吐いちゃうショーケン。

こんな信じられない、大嘘極まりない話をマジメに語ってしまうショーケン、そこがまた彼らしいのであり、憎めないのは確かだが、真実は何処!??

そりゃぁ、観たかったヨ、佐藤を演じるショーケンを、でも優作が演じる佐藤は全てのキャスト陣を喰ってしまう演技というか存在感が異様で、鬼気迫る凄みがスクリーンを支配している。

危ない雰囲気とギラついた目が印象的な当時のM・ダグラスに絶好調な売れっコ俳優だったA・ガルシア、国民的なスターの健さん、松田優作が全てを掻っ攫って逝ってしまった。

内田裕也と安岡力也が間で見守るように、だからこそ撮影も乗り切れたのかな、心強い仲間だったのであろう。

あの曲、小学生の時は何も知らずカッコ良いと適当に口遊んだり、歌うはグレッグ・オールマン!サザンロック最高な"The Allman Brothers Band"な訳で、今になると複雑な心境でもある。

健さんが歌う「What'd I Say」ハスキーな声で、レイ・チャールズに負けず劣らず??

リドリー・スコットの美的センスと近未来なディストピア感が混沌とした雰囲気を醸し出し、大阪の街に覆い映し込む斬新な映像描写が一際に素晴らしい。

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万年 東一

4.5【今作で、他の日米の数々の素晴らしき俳優よりも圧倒的な存在感を発揮していたのは、松田優作である。】

2020年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

怖い

難しい

幸せ

―リドリー・スコット監督が、今作の”黒い雨”を経験していない狂気のヤクザ、”サトー”役に松田優作を抜擢した理由が、彼が出演した森田芳光監督の「それから」の演技を見て決めたという理由が、久しぶりに今作を鑑賞して腑に落ちた。-
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 彼の、日本人離れした長身、鼻筋の通った風貌、そして何よりも迸る狂気である。
 「それから」はご存知の通り、夏目漱石の名作の映画化作品で、アクションシーンは勿論全くない。
 が、”高等遊民“長井代助を演じた松田優作の抑制した演技からは、”狂気性”が明らかに滲み出ていた。
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 今作の布陣は、主役の型破りな殺人課の刑事ニックを演じたマイケル・ダグラス、相棒チャーリーを演じたアンディ・ガルシアを始め、日本サイドでも、高倉健、若山富三郎、内田裕也、國村隼(分かるかな?)と豪華キャストである。
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 だが今作が強烈に印象に残っている要因は、チャーリーを”かッと開いた口とサングラスの奥の、禍々しい目で見据え”、バイクに乗り、日本刀の先端をアスファルトの地面に付け火花を散らしながら、ニックの眼前で切り殺すシーンや、
 世話になった筈の親分、菅井(若山富三郎)の前で指を詰めるシーンと、その後、表情を一変させ”かッと開いた口を開け”菅井の手に刃を立てるシーン、
 等、松田優作演じた”サトー”が出演するシーンである。

 メインストーリーとしては、アメリカの型破りな刑事と、日本の堅苦しい警察組織の中で生きる高倉健演じる松本警部の男同士の繋がりを描いているのであるが、
 個人的には、松田優作の圧倒的な存在感が、この映画の魅力である、と思ってしまうのである。

<彼は今作での素晴らしい演技で、ワールドワイドでの活躍が期待されたが・・。
 彼の遺した財産が、今や邦画界を牽引している事実には、敬服せざるを得ない。>

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NOBU

4.0ヒロシマではない黒い雨

2019年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リドリー・スコットが大阪を舞台にした警察ドラマを作り、1989年の日本を的確に捉えたアクション映画。
アメリカのはみ出し刑事(マイケル・ダグラス)が若い部下(アンディ・ガルシア)と共に、日本人犯罪者(松田優作)を引き渡すため日本にやってくる。
ところが偽警察にまんまと騙され、大恥をかくことに。
大阪府警の警部補(高倉健)の協力を得て、日本のヤクザ抗争を追いかける。
雨の好きなリドリー・スコット、大阪はいつも濡れていた。

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いやよセブン

5.0松田優作、最初で最後のハリウッドデビュー作。

2019年7月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

松田優作さんの狂気感でる役ですごい衝撃を受けました。ダークナイトでジョーカー役を演じたヒースレジャーさん以来だと思います。
そして何より、マイケルダグラス×高倉健の日米の友情そして松田優作の病を背負っての渾身の演技に世界はどんな影響を受けたのだろうか。
そして、もし松田優作さんがまだ生きていたらハリウッドですごい大作に出てたかもしれない。また、松田龍平・松田翔太の親子共演もできたのではないかと思います。
※今年で彼の死から30年心からご冥福お祈りいたします。

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HIDE Your Eyes

3.0面白いけど

2019年5月11日
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設定がありえない。
日本人的に見たらコメディ

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マルボロマン

3.5前観た時は

2019年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

前観た時は松田優作の演技に引き込まれて良かったのですが、観直してみたらイマイチでした。

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hide1095

3.0高倉健の存在感

2018年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

寝られる

日米の名優たちが集結した名作。
正直、ストーリーはたいして面白くないけど、高倉健と松田優作の好演が光る。ただ、大阪が舞台にしては、関西弁があまり聴こえないのには違和感あり(他にも違和感はいろいろあるけど…)。

さて、日本人が多数出演してるってコトで、日本では凄く人気のある作品だけど、海外での評価はどうだったんかな?

まぁ、とにかく高倉健の存在感は、やっぱり凄い。

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n.yamada

4.0骨太映画

2018年11月11日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

これは骨太な映画ですよ。
ストーリーも演出も骨太だし、出演している役者もみんな骨太。
見応えあります。

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光陽

3.0島木譲二も亡くなりました

2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 惜しくも松田優作の遺作となってしまった映画。日米との温度差も感じられるほどの逸話が数多く存在しているのも興味深いところだけど、これを劇場で観なかったことが悔やまれます。しかし、マイケル・ダグラスも変な刑事でしたなぁ~もう健さんが困っちゃうじゃないですか。

 アンディ・ガルシアがバイク軍団に囲まれて殺されてしまう理不尽なシーン。そして松田優作が指を詰めるシーン、バイクを走らせて格闘するシーンなど、ストーリーよりもアクションが目立った映画。島木ジョージも頑張ってた(笑)

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kossy

4.5圧倒された

2018年10月5日
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NUS

4.0✰久し振りに鑑賞✰

2018年7月22日
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鑑賞方法:VOD

興奮

当時観た時も、凄いなーという感想だったけれど、今観ても凄いなーと思う。

映像が「ブレードランナー」と被って、大阪の街が不思議な空間に映っていて面白い。
うどんを食べるシーンとか そんな感じw

米国と日本のカルチャーのギャップも、最後はお互いに受け入れ補い合う所も良かった。

後は、なんと言っても 松田優作!!!
あの鬼気迫る演技は当時観た時も、勿論今観ても 変わらず凄いと思った。
ハリウッド映画で、米国俳優と堂々と渡り合える役者さんは少ないと思う。
もしも今 生きていたらどんな芝居をしていたのかな〜?と思うと、本当に惜しい人を亡くしてしまったと思いますね。

アンディ・ガルシアもメッチャ若いし、日本映画は余り観ないけれど、高倉健さんも本当に素晴らしい演技をする役者さんだなと思った。

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m@yu-chan

4.5男たちの戦い、友情、そして、松田優作

2017年12月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

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近大

4.5松田優作の鬼に迫る名演

2017年11月19日
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泣ける

興奮

知的

この映画が凄いのは、大阪の風景を見事に描いてくれたリドリースコットそしてスタッフの素晴らしさ。そしてこの映画の後、癌で早逝する松田優作のまさに「鬼に迫った」名演だ。
高倉健、若山富三郎の意外にも見事な英語、最初は日本人を「Fuck you very much」とさけずんでいたマイケルダグラス扮する主人公ニックが、最後は日本人を尊敬していくところ。それぞれがいい味を出している。
そして何といっても最後まで最高の悪人「セイトウ」を演じきった松田優作。ブレードランナーにおけるルトガーハウアーに通じるものがある、まさにプロの役者だった。それらが絡み合った名作だと思う。

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地元ワンダーランド

4.0遺作‼️

2017年7月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

松田優作の遺作になった作品‼️ずっと観賞したかった‼️
見た感じだと松田優作が全然病気だとは思わない演技に凄いと感じた‼️

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たか

4.5元気でな、カウボーイ

2017年5月28日
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興奮

色々言われてる映画だけど、かなり面白い映画だと思います。面白いというか、カッコイイ映画ですね。

最後のニックの台詞、「元気でな、カウボーイ」これにはしびれました。
あと、健さんもかっこいいですね。

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ハワイアン映画道の弟子

3.0あの頃のアメリカから見た日本イメージ映画

2017年4月14日
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年代を感じるファッション、街並み、音楽、そして日本イメージ。高倉健は、ハリウッドでもブレない存在感。主人公に最後まで思い入れができないのがツライ。人間的な未成熟なら許せるが、道徳的に納得できないキャラが主人公だと感情移入できない。後半、少しずつ成長が描かれるが、それでも個人的にはスッキリしなかった。警察とヤクザの結託もやはり時代のせいかもしれないが、大ヤクザがカッコよすぎじゃないか。阪急の雰囲気がとても良かった。

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ハッチ