「はぁ〜...あぁ!?」ブラック・レイン たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
はぁ〜...あぁ!?
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↑松田優作演じる佐藤の初登場シーンでの、背中ごしに溜め息ついてからの振り向いて「あぁ!?」の顔!!
彼のシーンは色々とインパクトあって覚えているが、ここが最高ですね!
たまに、本作の演技より邦画に出てた時のほうが上手とか、オーバーアクトと言ってる輩がいるが、本作は世界に向けて作られた映画ってわかってんのかね!?
繊細なキャラじゃないんだから、あれくらいやらないと外国人に伝わらないし、リドリー・スコットの要求に見事に応えた結果の演技だっつーの!
本作のテーマは文化の衝突と和解。
アメリカ的な個を尊重する考え方の暴走の果てに、犯罪者の金をくすめる事を善しとする考えのニック刑事を、松本警部補は、盗みは死んだチャーリーを汚し、君自身を汚し私まで汚すと諭す。
松本のほうも、和を重んじチームの一員として捜査が行き詰まった時、ニックから飛び出せ!と言われる。
そして、松本はニックの危機に駆けつけ、ニックは私怨を捨て佐藤を殺さず、ニセ札の原版も盗まずに松本に渡す。
2人の友情が異文化の衝突を乗り越えたのです。
2人が空港で別れた後流れる「I’LL BE HOLDING ON」も最高♪
アクションの派手さよりも、キャラクターで魅せる素晴らしいアクション・ドラマです。
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トミーさんのコメント
2023年11月29日
リドスコの刑事モノって、「ハンニバル」位しか今思い付きませんが・・やっぱり監督にとってアメリカの警官はニックやハリーキャラハン、バッドルーテナントのイメージなんでしょうか?