「バブルの頃にアメリカ人がイメージしていた日本」ブラック・レイン ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
バブルの頃にアメリカ人がイメージしていた日本
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映画の舞台は主に大阪。バプルの匂いがプンプンしています。
マイケル・ダグラスがエキセントリックで暴力的で順法意思の無い刑事。
高倉健さんが準主役で、大阪府警(何か小さ過ぎる組織だけど)の英語も出来る優秀な警部補。
松田優作さんが犯人のヤクザ。
若山富三郎さんが松田優作さんの親分でいい味出してる演技。
ガッツ石松さんも出てる。
この映画、遺作になった松田優作さんの演技が有名だけれど、出番はほとんどアクションシーンばかり。演技というほどの演技をしているのかな?と思いました。
アメリカで数多くの観客が気絶したという伝説のエンコ詰めの場面も、スプラッターが増えた今観ると、そんなに大したことがないよね。
高倉健さんの抑えた演技が善き。
映画全体としては面白かったです。
最後に銃撃戦になっちゃって、爆発シーンがドカンドカンと盛り沢山になっちゃうのはシラケたけれど。
バブルの頃に、アメリカ人がイメージしていた日本を感じることができるのは良いですね。
マイケル・ダグラス主演の映画にしては、爽やかに終わるエンディング。
犯罪者のアジトに突入する時に、制服警察官が全員ライフル銃を装備しているとか、防弾チョッキを誰も付けていないとか、日本人が観ると色々とトンデモな場面もある映画でした。
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