「カンカンヘッドは男のロマン」ブラック・レイン おまつさんの映画レビュー(感想・評価)
カンカンヘッドは男のロマン
公開当時はあまりにも誇張された日本の描写に「んなアホな」とか「バカにしてるー」といった印象が先行して、巨匠も「やっちまったかー」といった残念な記憶が残っていたけど、今改めて観るとそのエンターテイメント性の卓越さに唸らされてしまった。流石、リドリースコット。
バブル絶頂期で経済的にアメリカにとっても脅威に映っていた当時の日本が舞台。派手派手な演出が子気味良い(が今では成立しない設定だと思うと少し寂しい気はする)。主要なキャストの個性的な俳優さんの多くにとってはとっくに遺作になってしまっているのは感慨深い・・・
大阪の一時代を大作映画の映像として後世に残してくれる貴重な一本。とにかく名作です。
コメントする