「今年の締めの映画かな?」ブラック・レイン もり045さんの映画レビュー(感想・評価)
今年の締めの映画かな?
過去の映画なのに近未来を描いているような、アキラのような感覚のシーンがテンポ良く最後まで続く。
私は断片的に、過去の映像としてこの映画の数カットを見たことはあるが、映画としては一度も見たことがなかった映画で、午前10時の映画祭で初めて見た。
言い表すのは難しいが、感覚としては「ラストサムライ」を見た後に感じる、感覚、人それぞれでわからないかもしれないが、エンドロールが終わって、立ち上がる時に自らの鼻から出る溜まった空気、私には同じように感じた。
懐かしい面々、松田優作や高倉健の名を挙げる人も多いかと思いますし、私のこの二人は当然よかったが、神山繁の気味が良かった。
また日本人としても、大阪というところをステレオ的に感じている訳であるが、東京のキレの良い景色よりも、大阪のゴミゴミ(ごめんなさい)した感じが、ニューヨークの景色と、うまく繋がって作品の一体感があって良かった。
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