「人の本音を描いたドラマ」普通の人々 ジェットさんの映画レビュー(感想・評価)
人の本音を描いたドラマ
兄が事故死したのは自分の責任だと自己嫌悪に陥ってる弟コンラット。母親ベスは、最愛の息子を失った悲しみそして、何か愛し切れないコンラットとの関係。そんな2人に挟まれて本来の家族の形を取り戻そうと努力する父親カルビン。そんな家族3人の関係が危機的に崩壊していく、フィクションだからって、取ってつけたような架空の物語じゃない。あくまでもストレートに観ている私たちにぶつけてくるヒューマンドラマに感じました。
ベスとカルビンの夫婦の関係なんて、生々しく現実味たっぷり。コンラットを育てていく中で、カルビンとベスとの関係が徐々に崩れていってしまう。そんな中で、本来の家族の在り方そして、本来の夫婦の在り方が何なのかを、問いかけてきているような気がしました。
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