「【”人生とは予測できない事故、事件の連続を自己抑制出来るかどうかで行く末は変わる”幸せだった4人家族の絆が徐々崩壊していく様を描く切ない作品。】」普通の人々 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人生とは予測できない事故、事件の連続を自己抑制出来るかどうかで行く末は変わる”幸せだった4人家族の絆が徐々崩壊していく様を描く切ない作品。】
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 ■ロバート・レッドフォードの監督デビュー作。
ー 冒頭から、コンラッドは頻繁に悪夢に魘される。それは、時化でヨットが転覆する夢だ。一緒にいたのは、観ていると徐々に分かって来るのだが、母、ベスが溺愛していた兄、バックであった。-
◆感想 <Caution!  内容に触れています。>
 ・鑑賞していて、辛い気分になる映画である。ヨットの事故を自分の責任であると思い、自殺を図るコンラッド。
 - カルヴィンはコンラッドを精神科医のバーガーに週2回、通院させるが・・。-
 ・ベスはコンラッドに対し、普通に振舞おうとするが、どうしても冷たく、素っ気ない態度になってしまう。
 - コンラッドが普通に暮らそうと努力すればするほど、精神的に追い詰められていく姿。-
 ・父・カルヴィンは、コンラッドとべスの関係を解きほぐそうと苦悩するが…
 - 在る夜に、カルヴィンがそれまで抑えていた妻ベスに言ってしまった言葉。ー
<幸せだった4人家族が、予測できない事故、事件により関係性が崩壊して行く様を描いた作品。
 ラスト、家を出た母ベスのいない幸せの象徴だった大きな白い家の前で、肩を抱き合って泣くカルヴィンとコンラッド。
 誰が悪いわけではないのに・・。何とも、切ない作品である。
 カルヴィンとコンラッドが立ち直り、新しい生活を始める事を淡く、期待してしまった作品でもある。>
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