愛のメモリーのレビュー・感想・評価
全3件を表示
デ・パルマ版「めまい」⁉️
この作品はブライアン・デ・パルマ監督にとって「ミッドナイト・クロス」と並ぶ最高傑作じゃないでしょうか⁉️加えて映画史上最高の "近親相姦" 映画‼️主人公は、16年前、妻と娘を誘拐されたあげく殺されてしまう。そして今、妻とそっくりの美女と出会い恋に落ちる・・・‼️デ・パルマ監督自身がヒッチコック監督の「めまい」にオマージュを捧げていると語っている通り、「めまい」でも印象的なスコアを提供していたバーナード・ハーマンがこれまためくるめく旋律を提供してくれていて耳から離れません‼️そしてヒロインを演じるジュヌヴィエーヴ・ビジョルドがホント美しい‼️この作品の10年前の「戦争は終った」と変わらぬ美貌だし、10年後の「戦慄の絆」でもあんまり変わってなかった‼️でもこの作品で最も印象的なのはカメラワークですね‼️ホントよく回ります‼️ 180度回転するカメラワークで16年という年月の移り変わりを描いたり、ラストの空港で抱き合う主人公とヒロインを中心に回り続けるカメラワークもホント素晴らしいですね‼️でもこの作品も近親相姦がテーマだし、「殺しのドレス」や「ボディ・ダブル」とか観てもホント、デ・パルマ監督って変態だなぁと思う‼️でもそんなデ・パルマ監督の変態ぶりが好きだし、そんなデ・パルマ監督にロマンを感じてしまうのは私だけでしょうか⁉️
ブライアン・デ・パルマのB級パターン
2019年4月6日 #愛のメモリー 鑑賞
#ブライアン・デ・パルマ 監督作。作風的には、#殺しのドレス と、#ファントム・オブ・パラダイス を足して二で割ったような作品。しかし、原題の「obsession」(強迫観念)を「愛のメモリー」としたのは変えすぎではないか!
スリリングでロマンチックなデ・パルマ・サスペンス!
松崎しげるの代表曲…じゃなくて(笑)、
ブライアン・デ・パルマ監督による1976年のサスペンス作。
実業家マイケルの妻と娘が何者かに誘拐され、警察の追跡中に事故で死亡。
16年後、マイケルは妻そっくりのサンドラと出会う。
たちまち恋に落ちるが、サンドラが誘拐され、あの時の事件が再現される…。
陰謀サスペンスや謎解きとしてもさる事ながら、愛に囚われた男が辿る運命がスリリング。
事件の真相やサンドラの正体など大方予想はつくが、一種独特の作風に魅了される。
名カメラマン、ヴィルモス・ジグモンドによる映像も印象に残る。
物語の運び方、カメラワーク、バーナード・ハーマンの音楽や謎めいた美女…。
言うまでもなくこれは、デ・パルマがヒッチコックに捧げるオマージュ。
スリリングでもありロマンチックな作風は「めまい」を彷彿させる。
当初はヒッチコックの真似事と散々叩かれたデ・パルマだが、ヒッチコックの精神を受け継ぎ、独自の作品として昇華させている。
叩かれる筋合いなど無い、極上のサスペンス!
全3件を表示