「I`m a possibility. 切ない❗」フェノミナン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
I`m a possibility. 切ない❗
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dTVで配信終わりそうになってたので鑑賞しました。うう、切ない❗でも、良い作品でした。dTVだと画質悪いからblu-ray化して欲しいなぁ。
カリフォルニア州の片田舎での生活にそこそこ満足してたのに、いきなり天才になってしまったジョージをジョン・トラボルタが熱演しています。この頃って第二期トラボルタの時代だったんでしょうね。木訥な田舎の兄ちゃんがいきなり人生変わって、周りとも上手くいかなくなってボロボロになって、愛する人で復帰して死を受け入れていく。その変化をしっかり演じてあってスゴく良かったです。トラボルタって何を考えているかわからないけど、なんとなく切なそうな目してるんですよね。
ジョージって別に天才になりたかった訳じゃなく、いきなりなってしまったからの戸惑いがあったと思うんですよね。良い事をしてるはずなのに同じ街で今まで親しかったはずの仲間とは距離を置かれ、とても可哀想。ロバート・デュバルが言っていたように本人はとてもいい人で他人の役に立ちたかっただけなのに。嗚呼、世の中善人の天才は報われないんだなぁ。
そうそう、出番が多くはないのですが、ロバート・デュバル扮する町医者もとても良かったです。あの酒場での激昂とか。息子同然と言ってたジョージに対する思いが伝わってきました。
死を受け入れたジョージが子供達と3人でリンゴをかじるシーンが印象的。勿論、観た後はエリック・クラプトンがヘビーローテーションになること間違いなし!多分そんなにヒットした作品じゃないと思いますが、90年代の隠れた良作でした。
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