フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
全108件中、41~60件目を表示
心の声に耳を傾け、辿り着いた所には
一度は諦めた夢と向き合い、癒やされていく人々の時空間を超えた感動ストーリー。
何事も思い通りにいかないのが人生で、仕方ないよねってやり過ごしていたつもりでも、だいぶ後になってから実はとても後悔していたり、傷付いていたりしていた事に気付く事ってあるよなぁ。そんな気持ちで繋がった人々が時空間を超えて出会い、野球を通じて心が満たされていく姿に心温まりました。
ゾワッとくる場面もありましたが、ホラーではないし、ファンタジーともちょっと違う。不思議な感動に包まれました。
シアター オブ ドリームス
父とのキャッチボール。幼い私、上手くキャッチできません。父も父で、そんな私に合わせたボールを投げることができない。結果、完全にボールへの興味を失いました。
物理的に感謝すれども、人として尊敬できなかった父。ただね、この歳になると分かることもあるようです。
かつてファンタジーにしか見えなかった本作。私の知人が、何故に本作で涙したのか、今なら分かる気がします。家族へのわだかまりと、渇望する想いは、時を越え、海を越えて繋がっているようです。それを分からせてくれる映画とは、有難いものです。
愛情表現が下手な人って、どこまでも下手なんですよね。ただ、それを受け入れない、私も私ですね。今でもボールに無関心の私ですが、父が好きだった映画は、どうやら私に受け継がれているようです。未だに、父とキャッチボールする気はありませんが、映画なら、一緒に観れるかな。
父と分かり合おうとしなかった私を、この映画は許してくれるかしら。ホームシアター造ったら、父は化けて来るかしら。
私の夢は、私をどこに運ぶのだろう。
全ての親たちに捧げる
不思議な映画
名作映画としてなんとなく知っていたが、内容は全く知らずに視聴した。
1960年代をテーマに、その当時メジャーリーグで活躍したが八百長問題で追放された選手達を始め、その当時何かをやり残した人々が集まって野球をするという映画。
正直、どういうことなのか終始分からなかった。しかし所々に懐かしさや、心温まるシーンがあり楽しめた。
当時のアメリカを知る人にとってはもっと面白いものなのだろう。
またいつか色んな知識を得てから見直してみたい。
むしろホラーなのでは
もう一度、子供に戻れるのよ
映画「フィールド・オブ・ドリームス」
(フィル・アルデン・ロビンソン監督)から。
このレビューを書く直前までは、気になる一言に
「ここは天国かい?」「アイオワさ」の会話か
「ねぇ父さん、キャッチボールを?」「いいとも」の会話、
どちらかを選ぶつもりでいたが、
書き殴りのメモを見直したら、この表現が浮かび上がった。
広大なトウモロコシ畑を突然、野球場にしてしまい、
収入が途絶えて、家族は路頭に迷う寸前なのに、
そのちっちゃな娘が、父親にしっかりと助言する。
「パパ、畑、売ることないわ。みんなが来るわ」と。
「なぜ人が金を払ってこんな所へ?」との疑問に、
「野球が見られるわ。そして小さな子供に戻った気分になれる。
もう一度、子供に戻れるのよ」・・キッパリと言い切る。
確かに当時のアメリカ人は「金はあるが心の平和がない」
そんな風潮だったようだ。
その心の平和を求めて、もう一度、子供時代に戻れるのなら、
どんなに高くても、体験してみたい・・と球場に訪れる、と。
ラストの車のヘッドライトの長い行列がそれを物語っていた。
言葉ではないが、私が一番かっこいい、と思ったシーンは、
実は、ラストの親子のキャッチボールシーンに合わせて、
ナイター照明のスイッチ・オンした、彼の奥さんだよなぁ。
P.S
「それを作れば彼はやってくる」は、
「ここに野球場を作れば、小さい頃死に別れた父親が戻ってくる」
そんな意味だったんじゃないかな。
キング作品的
スティーブン・キングの作品は、実際読んだのはグリーン・マイルだけで、他は映画で見てるだけだけれど
印象として『原因がわからない何かの為に起こる事象で、曖昧なままにエンディングを迎える』感じがある
何よ、声って(笑)神様かよ
空から囁くなよ(笑)
って、突っ込み続けながら、見る事数十回
声に導かれて、収入源断つか?
いやいや、旅なんて行ったらアカンやろ
やりたいなら、やんなさいよ的な嫁さん
太っ腹だ
ヒッチハイクしてきたルーキーを乗せた時の
二人の表情好きだわー
でもって、娘の窮地に、あ、ドクが来るって
やっぱ何度でも思ってしまう
ドクを送り出すみんなの顔がいい
そして、ラストシーン
ああ、また数ヶ月後には見てしまうんだろうな
奥さんと娘さんが素敵!
422位/443 2021.05.21現在
野球大好きです。
でも、合わなかったなぁ。
グリーンマイルと同じかも!
いや、映画の内容は
全然違いますが。
少しだけファンタジーってのが
苦手なのかもなぁ、、、、
でも、それだと
ゴースト、デミムーアのね。
あれもちょっとだけファンタジー?
でも、面白い。
自分でも基準は分からないけど。
これを観た中学生の時が
親父と、あんまり
仲良くなかったからかなぁ、、、
関係ない?
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてくださいあ
(RG風)
FODのあるある言いたい♫
FODのあるある早く言いたい♬
FODのあるある今から言うよ♪
観終わったらキャッチボールしがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→15歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅VHS
鑑賞回数→1回
記憶度→15%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→422/443
洋画部門→348/368
野球部門→3位
良い物語
ジョン(父親)がレイ(主人公)の「ねぇ父さん」の呼び掛けにすぐ反応した姿を見て、彼も亡くなるまでの記憶をちゃんと持ってたんだと気付いてから改めて登場シーンを見直したら、家族を紹介された時や天国について聞かれた時にレイを見つめるジョンの表情は完全に父親が子を見る目だったし、「キャッチボールを?」の問いかけに少し泣きそうに上擦った声で「いいとも」と答える姿に涙腺が壊れました。中学生の頃から10回以上観てるのに、今までレイ目線で観てたのでこんな繊細で良い演技をなさってるのに気付かないなんて不覚でした(*꒦ິ⌓꒦ີ)
天国の野球場
30年も前の作品。この頃のケビン・コスナーは本当にきれいだったなぁ。こんなダーリンがいたら毎日ウキウキだ〜。
仕事中に突然、どこからともなく声が聞こえる。神のお告げか!? 抽象的な内容なのに、独自に解釈して野球場を作ってしまう。突飛な行動だけど、奥さんも笑って応援してくれる。奥さん、肝が太い。
そのうち、鬼籍に入った有名選手が現れる。選手が選手を呼びどんどん増える。審判も来て試合ができるまでになる。でも、その試合を見る客は、その家の家族だけ。誰かが入場料を払ってくれる当てもなく、お金はない。土地を売れと迫られる。
何というか、都合よく進むんで突っ込みたくなるけど、でも、ところどころ惹きつけるシーンがあって、嫌いになれない。お盆みたいな感じだから? あと、悪い人がいなくて、傷ついたり悲しんだりすることがないから? 見終わって爽やかな気持ちになった。
ラストの延々とつながるライトが、つい最近見た「天外者」とよく似てた。「天外者」の監督、パクったね?
不思議で優しい映画
グラウンドの芝に横になり、青い空を眺める・・・それだけで幸せを感じます。
不思議な声に導かれて農場に野球グラウンドを造営した主人公の、不思議な体験を描く物語。
不思議な魅力が溢れる佳作です。ただ、どこが良いのか上手く説明出来ない不思議な作品でもあります。
アメリカ文化に根付いた野球。青い空と緑の大地。普遍的な命題である父と息子。そして過去を懐かしむノスタルジー。
そんあ「ふわっ」としたシーンが、とても上手にまとめられています。
この作品、主人公の奥さんの設定が魅力的ですね。普通は「そんなお金にならいようなこと・・・」って切り捨てられるのに、この奥さんはノリノリで、そして健気にサポートしています。学校でのアジテートシーンも秀逸で笑ってしまいました。
そんな奥さんに支えられ戸惑いながらも奔走する主人公を、ケヴィン・コスナーがしっかりと演じているのも、この映画の魅力です。
アメリカ以外では、日本の評価が高かったようです。やはり野球を文化として捉えている国に親和性があるのかもしれません。考えてみたら、同じ内容でも「アメリカンフットボール」では、私も観ようとは思わなかったでしょうし・・・そんな映画です。
何回見ても泣けてしまう。
レイがテレンスマンに会いにいって、野球場に行く。一度別れた二人だが車をテレンスマンが塞ぐ。グラハムの文字と声を聞いたとテレンスマンがレイに告げる。あんたも見たのか!このシーンに胸が踊った。タイムスリップしてグラハムに会うシーンもドキドキしたが、その後に若き日のグラハムを車に乗せるいうサプライズにまた胸が高なった。グラハムがルーキーとして打席を経験した後に、レイの娘の手当のためにグラハムが野球場を出て医者にもどる。このシーンにも感動した。
そして、クライマックス。私には何もないのか?とジョージャクソンに行ったそのあと、ついに、それを作れば彼はやってくる。の真実が明らかになる。
ついに父が現れる。涙涙。涙なくして見れない。最初は呼べなかったレイも父さんキャッチボールしない?と。
素晴らしい野球映画。アメリカ人が本当に野球を愛してることが伝わる映画。
それにしてもケビンは野球が上手い。さよならゲームの映画でも思ったが、投げ方も打撃も一流のようだ。他の本物の選手のほうがかすんでしまう。
失ったものたちは帰ってくるーー若き日の父に姿をかえて。
アメリカ映画のこころを持った、美しいラストシーンが素晴らしき哉!
カナダ人作家W・P・キンセラの初長編小説「シューレス・ジョー」を、39歳のフィル・アルデン・ロビンソンが監督したアメリカ映画らしい秀作。アイオワ州に住む極普通のアメリカ人レイ・キンセラが神の啓示を受けて、トウモロコシ畑を野球場にしてしまうことから起こる奇跡のファンタジー映画。不思議なくらいに説得力を持ったストーリー展開をして、アメリカンドリームがベースボールというスポーツに象徴的に結び付くところを美しく描き切っているのに感心すると共に、家族の絆について考えさせ胸を打つ物語に魅了されてしまう。思えば、フランク・キャプラの名画「素晴らしき哉!人生」にある、生きることの素晴らしさ、辛くとも人生を諦めてはいけないこと、そして夢を常に抱いていることのシンプルなメッセージが感じられて、優しさに溢れた”アメリカ映画のこころ”の復活をロビンソン演出に観る。歴史的な大リーグ事件の名選手を登場させ、60年代の人気作家サリンジャーを加えて、ラスト家出したレイが理解できず反発したまま死別した父の幽霊とこころのキャッチボールをするシーンの美しさが、夕景に浮かんだ車のライトの長い列の果てしないアメリカの希望の光に支えられて、感動のあまり涙でスクリーンが霞んでしまった。映画史に遺る素晴らしきラストシーンとして、いつまでもこころに残るであろう。
男として生き甲斐を見出せずにいた主人公レイのケビン・コスナーの誠実な演技、エイミー・マディガンの感情を抑えた妻役、シューレス・ジョーを演じたレイ・リオッタの真摯なまなざしと、物語の本質に溶け込み役柄を全うしている。傑出は、テレンス・マンを演じるジェームズ・アール・ジョーンズの深い語りとアメリカの過去を背負った重みと、無名の大リーガー選手ムーンライト・グラハムを演じたバート・ランカスターの古き良きアメリカを知った渋さ。気落ちしたレイを説得し勇気付けるテレンス・マンの台詞に作者の熱い思いが重なる。そこに、この映画の語りの優しさがある。
全108件中、41~60件目を表示