「相棒は何者?この映画面白い!」ファイト・クラブ s_eyesさんの映画レビュー(感想・評価)
相棒は何者?この映画面白い!
これはスゴイ!
とても面白かった!
現代版ジキルとハイド。これを言うとネタバレになるので表ではどうしとも言いたくない。続けざまに二度見たい映画。
「ファイトクラブ」という題名からはとても想像できないような映画だった。ただのアクション映画と勘違いして見始めたのでもの凄い衝撃だった。
主人公を演じるエドワードノートン。非常に可愛いです笑 病的な表情、行為もとても良かった。出だしは、それは確かに笑えたが退屈。割と長いし。そしてブラピ演じるタイラーはといえば、無茶苦茶カッコイイ!!そりゃあそうだ。主人公の「憧れの男」なんだから。このしょっぱなからこの男が醸し出す不思議な雰囲気に謎が深まる。
映画の進行により興味深く思う事は多々ある。
→主人公がタイラーと出会って明らかに正確が変わること。そして、サイコ野郎はどちらかわからない状態にまでなる。まさか同一人物だったなんてな!!!この時点ではまだわからなかった。
→タイラーは、俺を殴れという。殴ることで洗脳?中盤まで良い仲間たちに見えたのにその変貌たるや予測不可能だった。
→タイラーの先を読んだ洗脳。これは勝てない、と思わせるほど兵隊をうまく洗脳している。二人でなく一人の人間がボスだったのに、兵隊を見ているだけではなかなか気付かない
→結局、一人で殴り合いをしていた。上司の前での自虐行為はただの暴走ではなかった
→計画は一年前から始まっていた。ずっと不眠症なわけだ。一年間、主人公はタイラーの存在を微塵も知らないのが面白い。
→物語の中には大量のふせん。見返すと面白かった。まず、冒頭から他の自分になることについてぼやいている。ファイトクラブのリーダーは1時間しか寝ないサイコ野郎という噂、ホテル爆破は自分でやったと言えとそそのかすタイラー、マーラの不機嫌、デジャヴュ、などなど。
話がぽんぽん切り替わるため、なんでだ?と思った点もわりと頭から抜けてしまった。終盤でホテル爆破事故の話が出てようやく真相がわかる。よく作りこまれてるなと思う。個人的にはセブンより面白かったし笑
タイラーのキャラクターは、彼の言うことは、神なのか?と思わせる程の自信にあふれていて、強さを持っている。このキャラクターは忘れられない。安易に願うと、自分もジキルとハイドになってしまうかも。もうなってたりして