ファーゴのレビュー・感想・評価
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被害者と加害者と、第三者
作品の主人公を誰として見るべきか、
見る側の感情移入の選択肢がある。
ストーリーの、
後味の悪い素晴らしい犯罪映画だった。
出てくる犯罪者も、
警察もみんなわきやくっぽくありながら、
僕としては、
犯罪者側のスティーヴ・ブシェーミに親しみを覚えた。
うまくいかない時は一切何もうまくいかないものだ。
被害者の悲しみはもちろんだが、
弁護の余地のない
加害者に対してもなぜか感情移入してしまう。
マイクヤナギタを考える
コーエン兄弟監督作品は初めて見ました。淡々と殺人が起きて大きな山場もなく進んでいく笑わせてきてないのに笑える独特な世界観が私には刺さりました。
そしてノンフィクションじゃないのか!と。
たった10秒の冒頭ですが、観終わった後にフィクションと知ってさらに作品のインパクトを上げる手法は面白い。
とにかく私の心に残るのは「ヤナギタのシーンを入れてきた理由は…」ということ。殺人事件の本筋には関わってこないヤナギタとの食事、その後の嘘だと知る電話。起承転結でいう転くらいでぶっ込んでくるシーンにしては弱い、何か意図があるんだろうと悩みに悩みました。
考えた私的結論は
①ヤナギタ…結婚も死別も嘘、妊娠しているのに詰め寄ってくるとんでもない人
②グリムスラッド…誘拐偽装のはずが警察官殺害でトガが外れとんとん拍子で人を殺めるとんでもない人
③マージ…犯人護送中「私には理解できないわ」は、①と②を含めた数日思い返し。→ラストシーン「(世の中とんでもない人もいるけど)私たち幸せよね」噛み締め。
こんな感じでしか考えられませんでした。
ネットの解釈を探していると、真っ当な人として描かれているマージが人は嘘をつくものだと再認識してジェリーに再度尋問しに行った。とか実はマージはヤナギタに惹かれていた(レストランで会う服装がいつもより小綺麗にしていたから?)とかいろんな解釈があるようです。
作品自体も好きでしたし、終わった後こうやって解釈を考えたり人と話す時間も映画の醍醐味ですよね。また忘れた頃に観て自分なりに自問自答したいと思います。
見事な作品でした
寒かったからでしょうか、久しぶりに観たくなってレンタルしました。
で、レンタルした後でプライムに上がっていた事に気づきました。軽くショック。
ちょっとした金をくすねる企みから狂言誘拐を計画、そこからどんどん闇に吸い込まれるような話。
舞台は自分にはあまり馴染みのないミネソタ州ミネアポリス。
この色の無い閉鎖感がまた良い雰囲気なんですね。
演出に派手さが無く、実に静かに進行しますがそれがまた良い。
緻密に絡み合った脚本が素晴らしく、実に深みがあります。
本当にこんな事件があったのかと疑うくらい、ひどすぎる負の連鎖。
そんな物語ですが、最後に少し光があるのが良かった。
本当、見事な作品でした。
そして後に知った元となる事件の真相、当時これは驚きましたね。
淡々と
お金=幸せ?
この作品はコレに尽きるな、と思います。
マージ&ノーマン夫妻と他登場人物の対比が良かったです。
マージと言うキャラクターの魅力が端々に感じられました。好きですねー。
堅実に生きていこうと身の引き締まる映画でした。
面白かったです。
借金苦から首が回らなくなり、妻を狂言誘拐することで、義父から身代金...
借金苦から首が回らなくなり、妻を狂言誘拐することで、義父から身代金を引っ張ろうとする、浅はかな主人公ジェリー。些細なボタンの掛け違いから事態は最悪の結末に向かっていき…。個人的には、ビッグリボウスキ、ノーカントリーと並んで、コーエン兄弟の三部作だと思う
ファーゴとは
洋画には「マルホランド・ドライブ」のように、地名を使ったタイトルが時々ある(邦画でもあったかもしれないが今は思いだせない)。タイトルだけではどんな内容かは全くわからないので、事前情報なしで見たい私にとっては都合が良い。
この映画はノーズダコタ州のファーゴという町のバーで、事件となる偽装誘拐を依頼するシーンから始まる。という訳で、タイトルのファーゴとは町の名前であることが分かる。ただ、映画のポスターから事件に関する物語だということが既に想像がついてしまっていたが。
誘拐事件、殺人事件の映画としてはそれほど面白くはなかった。特に、妻と義父までも殺されるのはちょっとやりすぎのような気もした。ただ、事件とは全く関係のないシーンが面白かった不思議な映画でもある。
主人公(女性警官)と同僚が、最初の殺人現場で、コーヒーを飲みながら現場検証をしていたり、車で移動中にジョークを言ったり(結局、字幕のJ3L2404のジョークは理解できなかったが)、夫のためにミミズを買ってやったり、昼食のビュッフェで、いちいち選ぶ料理をアップで撮っていたり(ある料理は躊躇して取らないシーンまであったのには笑ってしまった)、事件の情報収拾で出張して泊まるホテルで地元の刑事に昼食にいいお店を聞いたり、学生時代の日系?の元ボーイフレンドに会ったり、誘拐を持ちかけた夫がレストランで身代金渡しの深刻な会話をした後、満足でしたか?とレジ係に訊かれて、「うまかった」と答えたり、全体的にブラックコメディ仕立てになっていた点が特に面白かった。
ラスト、主人公夫婦の会話がいい。
(主人公が、3セント切手のデザインに採用されて鼻が高いと夫をほめ)私たち幸せな夫婦ね、愛してる、あと2ヶ月(子供が生まれるまで)。→ 身代き金の100万ドルより、価値のある3セントということかな。
あと気になったのが、偽装誘拐の理由が金に困ってとのことだったが、どんな理由で困っていたのか、また、犯人の一人が雪の下に隠した大金はどうなったのか。
独特な面白さ
自動車販売の営業マンのジェリーが妻の偽造誘拐を,2人の男に依頼することから物語が始まる。
ヘンな顔のおしゃべりな男と無口だけどキレると凶暴な男の2人組もなんともいえない面白さ。2人が道中で売春婦を買うのだけど、その2人の後のインタビューも面白い。
ジェリーの義父や弁護士とのやり取り、お客さんに対する仕事のいい加減さも笑える。
偽造誘拐のつもりが犠牲者が出てしまい、捜査を担当する警察官は妊婦さん。つわりがあったり、夫との会話がなんとも言えない可笑しさ。
爆笑する面白さではないけど、フフッて鼻で笑っちゃうような可笑しさが随所にあって独特なおもしろさがある。でも冒頭で実際にあった事件で名前以外は殆どが事実とあったが、こんなにコミカルな映画にしていいの?ちょっと不謹慎ではないか?
結局6人?殺されてしまった事件に発展。でもホントはこんな事件はなくて、冒頭の解説もストーリーの一部らしい!何てこった🤷🏻♀️
まんまと騙されちゃったよ😏
こんな方にはお勧めの映画かも知れません。 ・犯罪物の映画が好きな人。 ・ブラックな笑いが好きな人。 ・役者の演技力を感じたい人。 ・ダメ人間が好きな人。
『人間は、おかしくて、悲しい』
何を書いてもこの公開時のキャッチコピーを超えるのは難しい、この映画にぴったりの言葉だと思います。
身内の中だけのちょっとした疑似誘拐をでっちあげて、必要なお金だけをせしめるつもりでいたのに、どんどん話は大きくなり、思い付きの嘘での場の取り繕いも通用しなくなり、追い詰められていく感じ。
これが『ユージュアル・サスペクツ』のキントであれば明晰な頭脳で騙し切りますし、
『羊たちの沈黙』のレスター博士であれば綿密な計画で次の案を繰り出し逃げ切るのでしょうが、
残念ながらジェリーは知能犯でもなければ、策略家でもないです。
全て思い付きと、甘い期待でドツボにはまっていきます。
ジャンルとしてブラックコメディにカテゴライズされる作品ですが、この映画が該当するのかは悩むところです。
笑うのが忍ばれるようなコメディというよりは、潜在意識にピリピリと響き過ぎて観ている内に笑えなくなってしまう話。
人が死ぬから。と言うよりも、"誰かの掌で転がされながら逃げ回る怖さ"が深層心理から引き摺り出されて、笑う処ではなくなってしまいました。
人の情けなさ、愚かさと並行して人の狂気も描かれています。
誘拐の実行犯となるカールとゲアの二人、見るからに癖のありそうな風貌でよくしゃべるカールと、全くしゃべらずに淡々と殺人を繰り返していくゲア。
ゲアは殺し方もえぐければ、死体の処理の仕方もえぐいです。
終いにはカールも殺し、木材粉砕機で証拠の隠滅を図るゲアの画は、多くのスプラッタ映画の決めカットを凌駕するほどに不気味で怖いです。
狂気と言えば、ストーリーとは全く関係のない展開で登場する日系人のマイクの姿も狂気じみています。
涙を見せながら身の不幸を語り、マージにすり寄ろうとする姿が全て偽りだと気付いた時の不気味さ。
この映画の根底が人間の愚かさだけではなく、更にその奥底に人間の狂気が含まれていることを受け手に強烈に印象付けていたように思います。
人の愚かさ、狂気と対比するように、主人公のマージは飄々と現場の状況をプロファイリングし、着実に捜査を進めます。
出産まで2カ月に迫った身重の捜査官、その設定だけでも最悪の事故が起きないか?と心配になりますが、彼女の明晰な頭脳は常に相手から最短で情報を引き出し、必要な調査を並行で指示し、最短で犯人の元へ辿り着く。
犯罪者たちを見て「人間は、おかしくて、悲しい」と一番思うのは彼女だと思います。
「なんでこの程度のお金で。。。」
「人生にはもっと素晴らしいことがあるのに。。。」
けれど、その言葉も全身が狂気に毒されているゲアには届くこともないです。
きっと、小賢しく愚かしいジェリーやカールには届く言葉なのだと思います。
彼らは、「ここまでする気はなかったのに、なんでこんなことになってしまったんだろう。。。」と後悔するのだと思います。
本当に『人間は、おかしくて、悲しい』です。
ラスト、自宅に戻り、画家の夫とベッドで寄り添うマージ。
事件の余韻もなく夫との時間を共有しくつろぐ彼女の姿も人間の不思議さをこの映画に加えているように思いました。
ストーリーとしては以上ですが、流石に名作と言われるだけあって、役者の存在感や舞台となる雪のミネソタの風景には圧倒されました。
オープニングの雪の中でシトロエンを引いてくるシーンの荘厳さは、いったいこれから何の映画が始まるんだろう?と不思議に感じる程。
音楽もシンフォニックな盛り上がりがあって、かっこいいという意味では凄くかっこいいんですが。
いい意味で違和感のある選択だったように思います。
また映画全体の画として、雪に覆われた世界は何度も繰り返される殺人と血を引き立たせ、この映画の狂気が映える映像だったように思います。
役者陣も、ウィリアム・H・メイシーやスティーヴ・ブシェミ等、愚かしい人代表の二人は当て書きじゃないか?と思うほど、期待通りの二人でした。
ピーター・ストーメアの静かな狂気はピリピリした怖さの伝わる演技だったと思います。
そして最後に、ヒロインのフランシス・マクドーマンド、役者として観るのは初めてでしたが、上の3人とは全く異なる理性を持ち、飄々とした立ち回りが映画としても一段階レベルを上げているように感じる程でした。
この作品でアカデミー賞の主演女優賞だとか、納得です。
ノマドランドも観てみたくなりました。
マクドーマンドの顔はよく働いてる!
映画館で見ることができて幸せでした。広大な雪の大地、荘厳な音楽は映画館ならでは!今でもテーマ音楽のメロディーが頭の中でぐるぐる廻ってます、これも映画館ならでは!ありがとう午前十時の映画祭!町山智浩さんの「映画見る前」&「見た後」のご自分も楽しそうな解説は、地理、歴史、言語、「実話」とは?、コーエン兄弟映画の分岐点などとても面白かったです!(2022.02.04.)
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すごく面白かった!マクドーマンドの顔は本当によく働いてた。目玉をグリグリ回したり、聞き取り調査でもにこにこ笑ってyeah, yeahと相づちうつし、ユーモア入りで嫌なことはしないでと言う(ヤナギータに、隣に座るな、話すたびに首を向けなきゃいけないでしょ?)。
人物の描き方も皮肉混じりですごくよかった。変な顔の小男&大男のマルボロマンと寝た、高校中退(かな?)の女の子二人のメイクとヘアスタイルと服!誘拐される妻ジーンも、塗装は要らないと文句言う男の妻も、レストランのレジの女性も、ホテルのフロントにずらっと並んでいるスタッフも変!yeahをひたすら繰り返すし、作り笑いなのか本当にフレンドリーなのか愛想とてもいい。まともなのはマージと夫。でもよく食べてたなあ。殺人現場だから、でなくてツワリだから下向くとかも受けた!マージの部下もyeahばっかり言ってた。
アメリカの典型的な田舎風景なんだろうな。想像を越える広さと殆ど車が通らない真っ直ぐの道路と雪。食べ物はジャンク・フードばかり。マージと夫は眠る前にスナック食べながらテレビ見る(直前の場面はテレビが映らずガンガンテレビを叩いている小男のシーン。編集上手い!)。変な髪型してる妻ジーンのキッチンでの食事の準備の仕方も着てるピンクの服(電話もピンク!)も編み物もアメリカの田舎イメージ!室内のインテリアとも言えないインテリアもそう。軽い皮肉と意地悪さを感じるけど笑える。編集も凄い!職場まで昼食を持ってきてくれたマージの旦那。マージの「美味しそう!」の言葉に合わせて映るのが夫の為に買ってきたミミズ・ニョロニョロ!ミンチされてしまった小男の足(履いてたのは白い靴下でダサい)一部が見えた。笑える!
3セント切手をめぐるマージの言葉は心に沁みた。郵便料金がちょこちょこ値上がりするから1円切手が欠かせない!マージの言う通り。古い前島密の切手は退屈なのでもう止めてくれ~と思ってたら、シール式のクマちゃんの柄のが出るから楽しみにしていた。販売開始日に郵便局に行ったら「売り切れました」。夕方に行ったのが敗因だろうがガッカリして頭にきた。買ったからには使えよなー!と購入者には願います(後日、1円のクマちゃん切手シート買えました!)。3セント切手の幸せと現金沢山の不幸せ。3セント切手を私は選ぶ。
おまけ
マクドーマンド、この映画ではバッテリー交換できない役回りでした(「ノマドランド」とは異なり)。出勤するマージの為に早朝から卵焼いてくれた夫に頼んでた。笑えました💕
I’m going crazy out there at the lake
役作りバッチリのマージ。癖のある役者陣。捕物劇としては犯人側の杜撰さもあってあっさり気味。しかしポイントはそこにないのは明らか。ストーリーとは大凡関係ないカットやシーンがぶち込まれる。印象的だったのはカフェのレジ打ちの満面の作り笑顔で“how was everything today?”。謎の日系人ヤナギタ、空港の駐車場での悪態など、編集ミスで残ってしまったようなシーンの数々が狂った世界を表す。
久しぶりにハズレ
アマプラで前情報なしに、サクッと90分ぐらいで評価もまぁまぁだったから見てみた。
全く面白くない。
yeahばっかりでイライラするし、みんなバカだし。
こういうブラックジョーク系が好きな人は好きなのかもしれないけど
私はハマりませんでした。
【酷寒の地で、愚かしき男達が犯した事。それを追求していく妊婦の女性警官(フランシス・マクドーマンド)と愚かしき男達との対比が印象的な作品。コーエン兄弟の脚本が冴えわたる作品でもある。】
ー 1987年ノースダコタ州”ファーゴ”と、ミネソタ州ブレーナードで、”実際に起こった・・・・・”事件をモチーフにしたテロップが流れるところから、物語は始まる。ー
■愚かしき男達
1.借金をチャラにしようと、自ら企てた狂言誘拐により、結局は妻ジーンは殺され、自らも逮捕される、ディーラーの営業部長ジェリー・ランディガード(ウイリアム・H・メイシー)。
ー 自分の企てとは違い、殺人事件にまで発展してしまう事態にオロオロしている姿が、滑稽な程である。裕福で、ディーラーの社長である義父ウエイドにも軽んじられる理由が良く分かる、器の小さい男である。ー
2.ジェリーのディーラーで働く整備工、シェブから紹介されたチンピラ
1)カール(スティーブ・ブシェミ:怪演であると思う。)の”小賢しく、全体的に変な顔”の、人間としての醜さ。
2)ゲア:無口な大男。何を考えているのか分からず、直ぐに人を殺めるモンスター振りが強烈である。あのカールを粉砕機に頭から突っ込んでいるシーン。
狂人であろう・・。
■二人を追い詰めていく妊婦の女性警官マージ・ガンダーソン
・夫のノームは優しく、Wベッドで仲良く寝ている姿。お腹の中には赤ちゃんがいる。
ー 明らかに、愚かしき上記の男達と対比して設定された人物である。ー
<マージが、ゲアをムース湖で足を撃ち、パトロールカーで護送するシーンで口にする言葉
”人生はもっと価値がある・・”
”理解できないわ・・”
と、呟くシーンが印象的な作品である。>
◆フランシス・マクドーマンドさん
3度目‼のアカデミー賞主演女優賞受賞おめでとうございます。
到頭、ダニエル・デイ=ルイスに並びましたね!
凄いなあ・・。
実話ベース(実話とは言ってない)
超久しぶりに見たけど、やっぱり面白い。
劇中で起きてることの凄惨さと、ほのぼのと田舎くさい雰囲気のギャップとか。
登場人物のみんながちょっとズレてたり、意図と違う方向に転がりはじめる計画とか。
よく出来た与太話を良い感じの映画に仕上げたような作品だと思う。
ともあれ、あの寒々とした風景が僕の地元と重なるし、
コーエン作品では『ビッグ・リボウスキ』か本作かってくらい好きだなあ。
Oh, yeah
偽装誘拐だけのはずが殺人にまで発展するため、シリアスなサスペンスかなと思ったら、大した緊迫感もなくゆったりと進んでいく。
その中で、なんか話が噛み合わない、ずれている魅力的な登場人物にクスッと笑ってしまう。
偽装誘拐を計画したジェリー。やることなす事全部裏目にでて情けないなぁと同情した笑。
事件を捜査する妊婦警官マージ。今作唯一の良心を持つ人物。だけどなんかゆるい、観てて和む。Oh, yeahばっか言ってたからか笑。
偽装誘拐をしたカールとゲア。
カールはたいして可愛くない女性にもとにかく変な顔と言われる。ゲアに逆らえない小物感。裸でソファーに吹っ飛ばされるシーンが面白かった。
ゲアは事態を悪化させる天才。カールはなぜこんな奴と組んだのか笑。
コーエン兄弟作品の中では少し物足りない感じ
妻を誘拐させて義父に身代金を払わせ、それを犯人と山分けしようとした男。誘拐犯のミスでどんどん悪い方向に向かっていき、逮捕される。シンプルなストーリーなんだが、映像的にコーエン兄弟独特の突き放したような感じがあり、どこかコミカルでもある。
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