ビッグ・ウェンズデーのレビュー・感想・評価
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漂白剤見たいな映画
下品で暴力的で稚拙な悪ふざけなおバカ映画。
僕にとってはどストライクな映画だった。池袋かどこかの映画館で鑑賞した記憶がある。印象に残らなかった。暫くして、何故かDVDを買って見てしまった。途中で見るのをやめてDVDは捨てた。今回は『曜日つながり』で『水曜日』として我慢して見た。見ていて見ている方が『痒い痒い痒い』の略称『KKK』の漂白剤見たいな映画である。
後、30分もこの映画を見なけりゃならない。つらい。こいつ等アメリカの団塊の世代なんだね。
因みに、数少ない友人にサーファーがいたが、彼はこの映画が嫌いだった。
理由は言うまでもなく、この映画をまともに見れば分かる。
その友人が薦めてくれたのが『エンドレス・サマー』で、よくよく考えるとこの映画と二本立てで見たはずだ。
もう、DVD捨てているので、今回は見ていないが、この映画の影響でサーフィンが嫌いになった。けどね、本当はウインドサーフィンとか凄く興味があったんだよね。つくづく、この映画見なけりゃ良かったと思うし、サーファーに対して偏見を持ってしまったと反省している。今回何本かサーファーの映画見たので、文書を追記した。
2024年 2月26日 午後1時
言葉が出ない
最高しかなかった。
学生の頃にも一回見たけど、大人になって、若い頃の日々が戻ってこないことも、人生いろんなことがあることも未来は必ずしも明るく楽しいものじゃないことも、たくさん知ってから見ると感じ方が全く違った。
マットも、ジャックも、リロイも、あのビッグウェンズデーを最後に二度と会うことはないような気がした。
少なくともマットは、もう二度と大波には乗らないような気もした。
想像でしかないけど、青春を共に過ごした3人で乗ったのが最初で最後の最高の波って良くない?
男の人の友情っていいな。ないものねだりなんだろうけど。
ワクサーのお墓の前で3人で語ってたところもすごくよかった。友情に厚いヤツだった、波を譲るようなヤツだった、って。
青春と友情がいっぱいの映画だった。海は良いよマジで。楽しかったな。なんかノスタルジックな気分になったけど、また見たいな。
感傷的な青春群像
総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 80
音楽: 75
酒・女・パーティ・麻薬・喧嘩。最初は少々短絡的で軽くて五月蠅い青春物だと思った。だが長い時間の経過を経て、彼らの友情とそれぞれの生き方が積み重なっていく様子が心に染み渡ってきた。
見る前は伝説の大波にサーフィンに挑戦する映画なのかと思っていた。実際それは間違いではないのであるが、だがサーフィンは実はこの映画の中心ではない。登場人物達の青春時代の生活の中心であったものがサーフィン。出会いと別れ、喜びと悲しみ。栄光の時代も過ぎ去り、いつまでも変わらないままにいられるわけではない。
最後のサーフィンはそんな背景の上に行われる。これがなければただのサーフィンを延延しているだけの映像になり、美しい映像とはいえサーフィンに興味がない人には退屈だったかもしれない。だが数年ぶりに会った彼らは一言も喋らずに思いを共有し、海へと歩き出していくのだ。だから押し寄せる大波と彼らの美しいサーフィンの映像はただのサーフィンではなく、そんな彼らの青春の深い思いが込もったサーフィンだというのが伝わり、随分と感傷的な気分にさせてくれる。
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