劇場公開日 1979年4月21日

ビッグ・ウェンズデーのレビュー・感想・評価

全11件を表示

5.0波乗りジョニー‼️

2023年8月8日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

60年代のカリフォルニアを舞台に、サーフィン仲間の三人の若者が水曜日にやってくるという伝説の大波 "ビッグウェンズデー" を待つが、果たせぬままベトナムに出征したり、結婚したり、社会人になったり。そしてついに "ビッグウェンズデー" が現れ、どこからともなく集まった三人が挑戦する・・・‼️もうこんなカッコいい映画も他にないですね‼️エアーウルフのパイロットで有名なジャン・マイケル・ビンセント扮するマットが、プロのサーファーも顔負けの妙技を披露するクライマックスの波乗りと、大いなるうねりを捉えたダイナミックな映像がホントに美しい‼️でもそんな素晴らしい映像も、青春との決別という映画のテーマを考えながら観ると、寂しさを感じさせられつつ胸にジーンときます‼️ ''ビッグウェンズデー" を攻略した三人が、またそれぞれの人生に戻るためバラバラに去っていくラストシーンと残された海岸・・・青春の夢いまいづこ・・・ですね‼️

コメントする 1件)
共感した! 7件)
活動写真愛好家

5.0サーフィンを通じで人間形成ドラマ

2022年1月10日
スマートフォンから投稿

Big Wednesday
サーフィンに明け暮れる若者がベトナム戦争を機に一変する。反戦を企てる者、志願する者、紆余曲折しそれぞれの道を歩み始める。数年後、大波が来るとの噂を聞きつけた3人は想い出の海岸で再会を果たす。それは、水曜日に来ると言われる伝説の大波だった。
大波を制覇したマットは近づく若者にサーフボードを渡し、次にくる大波はこのボードで君が乗れと。自分の役目は終わったことを悟る。青春最後の日、眩しい夕日に向かい爽やかに去っていく姿は心に染みるエンディングである。サーフィンを通じ若者の人間形成を描いた不朽の名作

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ただのゴミ屋さ

4.0青春映画の傑作にしてサーフィン映画の金字塔。3人の若者のうちのマッ...

2021年10月27日
スマートフォンから投稿

青春映画の傑作にしてサーフィン映画の金字塔。3人の若者のうちのマット役はTVシリーズのエアーウルフのパイロット。ほんとカッコいい人。
映像も、波の音も、使われている音楽まで何もかも素晴らしい。
ベトナム戦争があって、徴兵逃れの話が間に入ったりする。3人のうちジャックだけは戦争にいく。

ベアーのやさしさが泣かせる。

未来へ託す、素敵ラスト。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
collectible

3.5ビッグ・ウェイブに挑む青年たちの直向きな青春映画の波の迫力に呑まれる

2021年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この様な正直で素直な若者たちを真面目に描いた、直向きで無害とも言える青春映画について語るには、余りにも自分が捻くれて汚れている。ジョン・ミリアス監督のストレートなカメラアングルのその演出姿勢に驚きと疑問を同時に感じてしまった。ただ主役は大自然のどう変化するか分からない波そのものであるわけだから、その対象を正面から直接的に捉える姿勢は分かるのだが、青春真っ盛りの若者たちもその単一的な掴まえ方でいいのか、という不満が拭いきれない。人物配置から各自の性格表現に、もっと色々凝ってみてもいいのではないかと思ってしまった。

1960年代のアメリカの平均的な青年たちが主人公である。無邪気に遊び呆ける若者たちを、映画は恥ずかしくもなく見せていく。ジャックの家で催されるパーティーがその最もよい例で、そこに招待されていないチンピラ青年たちが侵入して大乱闘になる。アメリカ映画伝統の破壊欲求を満たす場面だ。時にはメキシコまで足を延ばし、他のサーファーたちと夜の遊びを楽しむ。そこで偶然遭遇する路上に横たわる男のカットが可笑しい。近くの娼館絡みの事件のようだが特に説明はない。
そして、1960年代の若者が逃れられないベトナム戦争が間接的に描かれる。徴兵検査でそれぞれ変態を装い兵役を免れようとするのが、馬鹿ばかしくチョッピリ切ないシーンになっている。マットとリロイはそれでうまく戦争に徴兵されずに済むが、優等生タイプのジャックはベトナムへ赴任する。そこで恋人との別れがあり、それぞれの青春の生き様が描かれる。ドラマチックではない淡々としたタッチのためか、ジャックが帰還して知る、恋人が既に他の男と結婚しているエピソードは、さほど盛り上がらない。60年代へのノスタルジーより、波に挑むサーファーの夢の実現が主題のスポーツ映画として観るべきなのだろう。

1970年代になって、すでに青春の終わりに近づいた三人が、ついに”ビッグ・ウェンズデー”とめぐり合う。この波の迫力ある映像は素晴らしい。映画館の観客たち全てが飲み込まれそうな映像の威力に圧倒されてしまう。そのサーフィンの貴重な体験が、三人の青春の最後を飾ることになるのだ。なんて幸せな青春の結末であろう。ここに至って、この映画がコアなファンを鷲掴みにするのを理解すると共に、僅かながら嫉妬にも駆られてしまった。

  1979年 9月8日  銀座文化2

コメントする (0件)
共感した! 4件)
Gustav

5.0サーフィンの教科書

2020年12月12日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

単純

夏、ビーチシーンが最高!パーティーやサーフトリップと、まさにサーファーのバイブル的作品だと思う。音楽も良いのでBGVとして鑑賞しても良い。
サーフィンを始めた頃から何回も観ているけど、まったく飽きない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ホンマサ

4.0CGなしのサーフィン映画

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 CG処理した最近のサーファー映画を何本も見ていると、逆に新鮮に感じてしまう。ジャックが徴兵されてからが味わい深い映画となる。もちろんベトナム戦争だ。たった一人でサーフィンをする姿に哀愁が漂う。

 ラストのビッグ・ウェーブは圧巻の迫力。音響もいいし、小細工していない迫真の演技。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kossy

4.0青春時代の終わり方

2018年10月31日
PCから投稿

興奮

徴兵適合試験の場面にショックを受ける。
 ああ、この時代、USAはまだ戦争に兵士を送り出していて、”死”というものが、遠くにあるものであり、すぐそばにあるものだったのだなと思う。

いずれ、死ぬかもしれない者達だから、目をつぶると腹をくくっているのかと思いたくなるほどの、乱キチ騒ぎ。ホームパーティの実態がああいうものだとしたら、親が子どもの動向に目を光らせるのも、”純潔”を大人が叫ぶのも、わかる気がする…。

そんな中でも、一番あばずれに見えた女性が、映画全体を通すと一番格好良い。
 そして、だから?アルコールに溺れクズのような有様のマットが、彼女から逃げないところもすごい。

そんな、なんだかんだで、サーフィンだけをやっていればよい年代も過ぎ、そして…という流れを見せてくれる。

途中、マットがクズのようになる理由がわからず、
また他のジャックとリロイが何を考えてあのような暮らしをしたのか語られておらず、
青春群像とみると物足りない。

だが、マットの選択が、妻子を養う責任が背後にあるんだろうなと思うと、自分のことだけ考えていた青年(≒ベアー)から、自分の大切なもののことも考えられるようになった成長に感動してしまう。

サーフィン場面はすごい。
『ガイアシンフォニー第4番』もすごかったけれど、
次から次に押し寄せてくる波。
その波を自在に操るサーファー達。風に乗っているようだ。

だが、後半、ビッグウェーブが来ると、海の表情が一変する。
波にのまれて放り出されるサーフボード。
持ち主から離れて舞い上がったサーフボードに直撃されてけがをするんじゃないかとハラハラする。

それだけじゃない。
遠浅の海しか知らない私には、彼らが波に乗っているその下の海底は岩場であることもあるんだと当たり前のことを思い知らされる。

そして、海流の力。プールと泳ぐのとは違い、動きがままならない。焦れば焦るほど、波の力に巻き込まれる。

普通なら力をに抜けば自然と浮かんでくると、プールでは教えられるけれど、波に身を任せれば、海底の岩場にたたきつけられたり、引き潮で沖に引っ張られたり…。

命がけの所業。

だからこそ、己の力を試してみたくなるのだろう。

でも、自分が輝く場は一つではない。
そんなさわやかな贈り物をもらった気がする。

(東京国際映画祭、野外上映にて鑑賞)

コメントする (0件)
共感した! 3件)
とみいじょん

4.0その世代の青春の始まりと終わり

2018年9月1日
Androidアプリから投稿

62年から74年迄のサーフィンをモチーフにした青春物語
ヒッピー文化とサーフィン文化は近い様でまた異なるが、その二つが交差するシーンがあり主人公がヒッピーを馬鹿にしてみせてその立場を明らかにする
その世代の青春の始まりと終わりの映画
エンディングの夕陽は彼らの世代の青春の落日を示すもの
団塊世代、45年生まれなら17才から29才の物語
サーフィンの波が彼らの青春を象徴している

全編に潮騒と海鳴りの音が絶えず聞こえるのが心地よい

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あき240

4.0波乗り青春映画の金字塔

2018年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

60年代〜70年代の古き良きアメリカの文化が描かれた最高な波乗り映画。

お決まりな自宅でのパーティ、ドンチャン騒ぎが類を見ない程に酷い有り様で黙って本を読んでいる母親?の懐の深さに感服。

マットが起こすメキシコでの大乱闘に闘牛士の如く車の玉突き事故とアセった表情が同じなのが可笑しい。

ラストの波乗りシーンは圧巻の一言で大迫力な映像とサーファー達が羨ましくもあり魅入ってしまう。

物語前半の青春を謳歌している場面が徴兵を逃れるシーンも含めてテンポ良く進み70年代を迎えた後半からの時代には逆らえない寂しさが。

マットが落ちぶれてしまった切っ掛けと立ち直る描写がイマイチ不透明な気も!?

波に乗れたら最高だろうと強く思わせる青春映画。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
万年 東一

3.0伝説の大波

2017年5月28日
Androidアプリから投稿

若者達が目指した大波
青春時代がよみがえって懐かしい映画です

コメントする (0件)
共感した! 0件)
シモカツ

4.032年前という時代を象徴する作品、すばらしい

2011年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

楽しい

ついついTVでやっていたので観てしまいました。

ああ、懐かしい。誰にでもある青春時代を描いた作品だった。

昔観た時はウィリアム。カットや「エアーウルフシリーズ」のジャン・マイケル・ビンセントだって全然知らなかった。

ただサーフィンの映像が素晴らしくて、物語や時代背景やその音楽の素晴らしさを解っていなかった。

ストーリーやメッセージ、映像を通して語りかける青春像・・・
素晴らしい作品です。

特に40代のみんなは観てほしい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
としぱぱ