「弄んでいるようにしか思えない」二十四時間の情事 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
弄んでいるようにしか思えない
ヒロシマ・モナ・ムール
悲惨な出来事をアートというベールで包み込み、好き勝手に弄んでいるとしか思えない、かなり辛辣な表現になってしまったけれど、正直な感想をいうと、そうなってしまった。
原爆の悲惨さは、決して理解されないものなのかもしれない、そう思わざるを得ない。
そもそもこの映画を原爆を描いたものと捉えて鑑賞すること自体間違っているのかもしれない。単に広島とフランスの交わりを描いたに過ぎないわけで、そこに悲惨な出来事も当然のように絡んでくるだけに過ぎない。しかしながら、そう捉えたとしても余計に作品の価値を見いだせなくなってしまうだけのような気がする。
なかなか作品の意図が見えなかったので、評価もしづらい。
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