愛と平成の色男のレビュー・感想・評価
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プレイボーイも文化です
昼はエリート歯科医、夜はクールなサックス奏者。
不眠症で、自分をぐっすり眠らせてくれる美女が現れるのを待っている。
画に描いたようなプレイボーイと、彼を取り巻く美女たちが織り成す恋愛模様。
バブル真っ只中に作られた、如何にもなバブリー・ラブストーリー・ムービー!
おシャレでイカしたトレンディな雰囲気を狙っているんだろうけど、今見ると何もかもズッコケ、時代錯誤で笑えてくる。
当時はこれが当たり前だったのか…?
いや、監督は後の名匠・森田芳光。当時だって敢えてやり過ぎを狙ったのだろう。これを本気でやってたら、精神病院行き。
石田純一の本格映画初主演作。キザで浮いた台詞のオンパレード。演技が拙くてもこんな台詞がハマるのも、彼ぐらい。なるほど、後年あの迷言飛び出すわな。
若き鈴木保奈美、武田久美子、財前直見、これがデビューの鈴木京香ら美女たちが華を添え、羨ましいくらい色男に群がる。
バブル時代、小学低学年だった自分はあまりこの時代の記憶は無く、映画などで見るくらいで、新鮮といっちゃあ新鮮だが、
でも、面白くなかったけどね。
さてさて、今だったらどんな色男?
やっぱし、胸キュン令和のイケメン王子、とか…?
バブル最盛期の頃の映画
現在つきあってる真理(久保京子)とはマンネリ気味だが、結婚をせがまれて妹を使って別れる。新興宗教かぶれの妹ルリ子(鈴木)を見て、結婚をあきらめさせるのだ。そう考えると、女の方も所詮は上っ面だけの付き合いだったんだな・・・
ディスコで知り合い、名刺を配りまくりの道行。そこで水商売の由香(財前)が引っかかり患者としてやってくる。マンションに招き入れられ、迫られてもとどまる。彼女とゴルフ練習場で一緒だった同じく水商売の百合(武田久美子)とは再会してすぐベッドインだったのに。しかも百合の昼の姿は婦人警官。相性もばっちりだったが、すぐに結婚したいと言われ、道行は引いてしまう。そして由香と百合は歯科医で鉢合わせ。 そんな折、彼のサックスプレイを観て感動したという女性・恵子(鈴木京香)が現れる。
ストーリーも演技も最悪ながら、プレイボーイのテクニックというより女性の選び方が面白い。すぐセックスする相手とそうでない相手。とにかく結婚話を持ち出されるのが苦手という性格なのだ。このキャラ設定だけは上手いが、「結婚して」「泊まってって」などと切り出す女性キャラの設定が甘い。
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