劇場公開日 1986年9月19日

「【”新聞記者が殺人以外は何でもやった頃のお話。”今作は敏腕記者の元妻に未練たっぷりの編集長が元鞘に戻るためにイロイロと仕掛けるコメディである。チョイ、結婚予定の男が可哀想な作品でもある。】」ヒズ・ガール・フライデー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”新聞記者が殺人以外は何でもやった頃のお話。”今作は敏腕記者の元妻に未練たっぷりの編集長が元鞘に戻るためにイロイロと仕掛けるコメディである。チョイ、結婚予定の男が可哀想な作品でもある。】

2025年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■保険会社に勤めるサラリーマンの夫ブルースと再婚することにしたヒルディ(ロザリンド・ラッセル)。
 彼女は元夫でシカゴ紙の編集長・ウォルター(ケイリー・グラント)にブルースと結婚して街を離れる、一人の女として生きると告げに行くが、ヒルディに未練たっぷりのウォルターは最後の仕事として、とある死刑囚ウィリアムスの取材を言い渡す。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・最初は嫌々だったヒルディが、死刑囚ウィリアムスの取材を、慣れた感じで看守に賄賂を渡し行う姿が、何だか可笑しい。

・同僚の男達も”あんな優秀な記者が、結婚なんて。何週間持つか賭けるか!”などと言っているのである。

・彼女に未練たっぷりの編集長・ウォルターが、可愛そうなブルースに対し、金髪女を使ったり、偽札をヒルディに渡し、財布を盗まれたブルースが、マタマタ捕まるシーンは可笑しいが、チョイ可哀想である。

・これは、色んな所で書かれているが、今作はほぼシカゴ紙の一室で展開されていくのだが、ヒルディとウォルターの遣り取りの台詞量が尋常でないくらいに多くて、掛け合いが凄いのである。それが、魅力であろう。

・そして、市長の市長選を睨んだ目論見が明らかになり、ヒルディとウォルターは元鞘に戻るのである。ここも、チョイ、真面目なブルースが可哀想なのだが、それだけヒルディもウォルターに、未練があったと解釈する事にする。

<今作は敏腕記者の元妻に未練たっぷりの編集長がイロイロと仕掛けるコメディであり、チョイ、編集長の元妻と結婚予定だった真面目な男が可哀想な作品でもある。クスクス。>

NOBU
PR U-NEXTで本編を観る