「映画というよりも不思議空間の映像」パーマネント・バケーション Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
映画というよりも不思議空間の映像
総合:50点
ストーリー: 15
キャスト: 60
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 60
物語らしい物語はない。描かれるものは現実世界ではないものが混ざり、超現実空間が混ざり合っている。悪く言うならばまるで麻薬でもやって頭がどこかに飛んでしまった人が作ったかのような、いい言い方をするならば芸術的な映像世界が出現する。映画というよりも何かの超空間映像というようなもので、わけのわからない世界に戸惑う。
映画としてはくだらないなと思ったのだが、ちょっとだけこの世界に魅かれてしまったのも認めなければならない。特にいい作品だとは思わないのだが、監督の大学の卒業制作らしく、その意味では監督独自の感覚が現れた、今後を期待させる作品なのかもしれない。
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