ヴァンパイア　最期の聖戦のレビュー・感想・評価

バンパイア退治でやってほしい事を初っぱなから見せる展開に興奮したものだ。
この興奮が忘れられず、レンタル店で何度か借りていたが、ある日突然レンタルから消えた。販売の契約もなくなったのか？高額な中古品しか無くなり、海外版が出回っている。

話は逸れたが、バンパイア好きなら観て損はないと思う。
荒野の砂だらけの場所でバンパイアと闘うのは、特撮感が漂う。
ハンター達もバイクで移動し破落戸っぽさが酷い(笑)
でも効率的な退治法を心がけているのだ。
日暮れにバンパイアの棲みかに行くような事はしない。
お天道様がカンカンに照っている真っ昼間にねぐらを急襲し、フックで引っ掛けたバンパイアをバイクで日光の下に引き摺り出すのだ。
当然燃え尽きるバンパイア達。
ズル賢いハンター達に拍手喝采である…。

だがハンター達の活躍はそこまで、勝利の美酒に酔い油断したところを、バンパイアのボス、バレックに逆襲される。無惨に引き裂かれるハンター達。
生き残ったジャックとモントーヤもあまりの力の差に絶望的になるが、寺院を頼り対策を得て、バレックとの死闘を開始する。

彼らの運命や如何に？

乾いた土地で繰り広げられる残虐アクション。このB級感が最高でした。ロープで屋外へ引きずり出して焼き殺すという方法も合理的で好きです。

ハンター達が意外と脆弱だったり、残虐シーンが絶妙にチープだったりと愛すべきポイント満載の1本です。

個人的な話ですが、幼少期にテレビで見て、映画にはまったきっかけでもある1本。僕の原点であり、B級ホラーの終着点ともいえるべき作品、また出会えて良かったです。