「貴族への執着」バリー・リンドン kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
貴族への執着
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父親は貴族としての地位を得るはずだったのに些細なことから決闘して死亡。従妹のノーラに恋心を抱いたために将校と決闘となり相手を殺してしまう。そして警察から追われ、追いはぎにも遭うが、そのまま軍隊に入り罪を問われなくなった。しかし、殺したと思っていた将校は死んではいなく、そのままノーラと結婚してしまったと聞かされる・・・
脱走兵となりプロシア軍に入ったバリー。功績が認められ、警察に入ることになるがスパイ疑惑のあるシュバリエ邸に雇われるが正直に身分を明かしてしまう。イカサマギャンブルを続けやがてプロシアを去る二人。英国に戻り、ある夫人をものにしたバリーはその夫が死んだことによりリンドン伯爵夫人と結婚して爵位を得る。
夫人の連れ子ブリンドンがバリーに敵意を抱き成長する。最終的には何の因果か彼と決闘になってしまうのだが、哀れな末路はギャンブルで財を為したところで運命が定まってしまったのかもしれない。貴族の爵位と財産に目がくらんだため、虚しい生活も彼本来の良さを発揮できなかったのだろう。とにもかくにも、貴族というバカらしい世界のために生きるなんてのは生来の貴族しか無理ってことか・・・
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