「ぞうのきょくのえいがだよ」ハタリ! よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
ぞうのきょくのえいがだよ
可愛らしい子象がイメージされると、必ずと言ってよいほどに流れる曲がある。あのヘンリー・マンシーニの手によるものだと知ったのは、昨年購入した、クインシー・ジョーンズがマンシーニの書いた曲をプロデュースしたCDのクレジット。
そして、この曲が元々、子象がとことこと小走りする愛らしさ溢れる場面にあてられたものであることを、この映画を観て知る。
動物園で飼育するための動物を、アフリカのサバンナで捕獲することが仕事の男たちと、そこに咲く恋を明るくコミカルに描く。
サバンナでトラックやジープに乗って、ヌーやサイを追うところは見応えがある。スタントは使用しているだろうが、60年代の作品でCGなどなどない。特にトラックの前輪のフェンダーに取り付けた椅子から縄を擲つところは命がけ。この仕事に賭ける情熱と知恵を象徴していると言えよう。
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