「悲しい別れを期待する自分がいる」橋の上の娘 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい別れを期待する自分がいる
やっぱり、この手の映画って、始まりがあっさり出会っただけに、結末も一つの方向性でしか考えませんよね。とても残酷で、サディスティックな結末。
それを書いてしまうと、ネタバレもいいところなので、周りをじんわりと攻めてみますか。
ナイフ投げの的って、失敗したら、もう二度とできなくなるし、仮に、二人の間に愛情らしき感情が芽生えても、それが障害になって、投げることが出来なくなる。それでも、やっぱり、心のどこかで二人は愛し合うようになって、その気持ちが邪魔をして、的を外してしまう…というような、残酷なストーリーを期待せずにはいられませんでした。
つまり、この映画、結末は必ず別れることになるんです。どっちにしたって。
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